レビュー KEIAN KW940S-BL を買ってみたが再生エラーと音ズレでお手上げになった人が読むとちょっとだけ幸せになれるかもしれない記事をがんばって書いてみた

激安4インチ液晶マルチメディアプレーヤー KEIAN KW940S-BL を買ってみた。
そこそこ売れていそうなのだがその割にレビューが少ない商品だ。
もしかすると、こんな商品を買ってしまった自己嫌悪に対して防衛本能的に記憶を消去してしまっているのかもしれない。
それとも機械が悪いのか自分が悪いのかすら判らなくなってしまうような、中華製にありがちな意味不明な操作手順にレビューを書く気力すら失っているのかもしれない。
などと考えながら、ほとんど人柱的な気持ちで購入したわけだが、何とか使っているので、
怒りのあまりに地面に叩きつけてしまわないうちにレビューを書いておこうと思う。
とはいえ、そこそこの画面サイズでちょっとしたお小遣い程度で買えると言う点は評価できる。
一応褒めておくとすれば画面は綺麗だ。この点はかなり満足している。◎をあげてもいい。

カタログスペック的には、
製品名 KW940S
画面サイズ 4.0インチTFT
アスペクト比 16:9
外形寸法 約71.0(L) ×11.5(H)mm ×107.0(D)
重量 約132.8g
バッテリー 750mAh
充電時間 約3時間(最大)
再生時間 動画再生時=約3時間
(最大)音楽再生時=約6時間
動画フォーマット MPEG(AVI)・RM・RMVB・ASF・DAT・DIVX・FLV・MP4・WMV・XVID・3GP
※FLVのH.264 / VP6のコーデックには対応しておりません。
音声対応フォーマット MP3・WMA・WAV・FLACA・PEAAC・OGG
静止画対応フォーマット JPEG・BMP・GIF
内蔵メモリ 2GB
対応カード micro SDHC(最大16GB)
対応OS Windows XP / Vista / 7
インターフェイス USB2.0
搭載ピックアップ機能 マイク(録音)機能+FMラジオ機能+電子ブック機能
パッケージ内容 本体 台座付ストラップ イヤフォン USBケーブル ユーザーマニュアル
となっている。

ちなみに重要だと思うのだがあまり明記されていない解像度だが、箱には320*272と書かれている。
しかし取説をみると480*272と書かれていた。
もしかするとハード的なサイズとの違いなのかも知れないがいずれにしても判りにくい。
さっそくダメダメぶりが垣間見える。
実際、変換してみると480*272が綺麗に収まっているのでこちらが正解だろう。
カタログスペックだけを見ると多様な動画フォーマットに対応しているので、適当に手持ちの動画をぶち込めばとりあえず見れるんじゃないかと思ってしまうが、実はそうではない。
再生条件がかなりシビアだ。 そのままぶち込んでもほとんど見れない。
再生エラーで勝手にスキップされてしまうか、再生できても音がズレてとても見るに耐えない。
ちゃんと見れたならラッキーなのでフォーマットの形式を調べてメモっておきましょう。
きっと役に立ちます^^
さて見れない動画はどうするかですが...


見れる形式に変換しなければなりません。
色々な変換ソフトがフリーで入手可能ですが、入力フォーマットの違い、出力フォーマットの違い、変換エラーなどに悩まされることになります。
そこでDVDや各種動画フォーマットに対応し、変換エラー、音ズレに悩まず、簡単な設定で使用できるフリーの動画変換ソフトを探すことにします。
個別の動画フォーマットで見ていくと良いソフトは色々あるのですが、いちいちソフトを使い分けるのは大変。
てことで
動画をまとめて一発変換、画質はそこそこでも良いのでエラーなく変換でき、音ズレも無く再生できる設定
というものをフリーで実現することを目指します。
十数本の変換ソフトを試し、エラー、誤変換無く変換できたのは、
Gom Encoder(但し、フリーでの利用の場合はロゴが画面右上に入る)
XMedia Recode
iWisoft Free Video Converter
HandBrake
辺りが優秀でした。
これらの変換ソフトで、今回の目的のKEIAN KW940Sで正常に再生できる設定は、
Gom Encoder
Gom Encoder
操作性、変換効率と一番のオススメ、スライダーで簡単設定もできるが理解できるなら細かく設定することもできる。
変換中のプレビューなども充実している。
変換後のサイズも小さくできるのでお気に入りなのだが、フリーで使うと画面にロゴが埋め込まれる。
出力設定-インターネットストリーミング ビデオコーデック:Windows Media Video9 ビットレート:320kbps オーディオコーデック:Windows Media Audio 9
ビデオ サイズ:480*272

以下で紹介するセッティングと比べても、ビットレートはかなり低めの設定にしているとはいえ、 WMV形式ながら約半分のサイズに仕上がる。(640kbpsだと約2/3のサイズ)
変換も高速なので、大量にプレーヤーに放り込むにはなかなかオススメの設定だ。
XMedia Recode
XMedia Recode
扱いに少々癖もあるが難しくは無い。設定箇所も多いがむしろ痒いところに手が届くといった感じか。
DVDドライブ指定で直接変換に持ち込めるのはポイントが高い。
最初にカスタムの詳細設定するときは、まず動画を入れて選択してからでないと設定できないので注意。
(こういうちょっとした操作性に難あり?)
プロファイル:カスタム 形式:FLV ビデオコーディック:Flash Video 音声:MP3
ビデオ-一般 フレームレート:12
クロップ/プレビュー ビデオサイズ:カスタム 幅:480 高さ:272

サイズ圧縮と変換効率の問題で フレームレートは12まで落としているが高くても問題ない。
カスタム設定は「設定の保存」で保存しなければならないのは面倒。
さほど使い込んでいないのが、これからメインで使ってみるのでデフォルトで設定する方法などわかったらまた追記します。

iWisoft
iWisoft Free Video Converter
ボタンや設定も少なくユーザーフレンドリーなインターフェースだ。
まるむしが見つけた正常に再生できるセッティングは、
Profile:PSP MPEG-4 Video(*.mp4)
Setting:Size:480*272 Rate:15fps Bitrate:640kbps

サイズ圧縮と変換効率の問題で VideoRate:15fpsにしているが29.97fpsとかでも問題ない。
Bitrateも同様の理由で低めの640kbpsに下げている。
HandBrake
HandBrake
インターフェースは設定だらけでとっつきにくいかもしれないが、ある程度理解できる技量があれば最強かもしれない。
難点は変換対象のファイルをまとめて変換指示できないことだ。
しかし一括変換できないわけではない。変換指示は個別に行う必要があるが、時間の掛かる変換処理はジョブとして貯め込んで、後でまとめて変換処理を行うことができる様になっている。
またこのソフトはなんとISO形式のDVDファイルをドロップするとそのまま読み取ってくれる。この点はかなりポイントが高い。
プリセットベース:Regular Normal
コンテナ:MP4 File
動画 動画コーディック:MPEG-4(FFmpeg) フレームレート:変換元と同じ
品質 平均ビットレート 640kbps

フレームレートや品質は好みで調整。
特に品質については、指定したファイルファイサイズになるように自動的に品質を調整してくれるという指定もあるのは便利だ。
まるむしの場合、DVD丸ごと動画に変換してCD1枚に収めるということをするのでこの機能は最高に便利だ。
但しサイズ計算は予測値で厳密ではないので指定サイズより少々大きくなることがある。
たとえば700MのCDに必ず入るサイズにしたいなら650M程度を設定しておくことになる。
ちなみにこのソフトのプリセットにはポータブル系のものも揃っていたが、最新バージョンでは削除されている。
ポータブル系のプリセットを使ってみたいなら Handbrake0.9.3 が最終バージョンだ。
HandBrake0.9.3 日本語版 ダウンロード
今回はベンチマークや画質比較が目的ではないのでセッティングはばらばらだ。
4種4様のセッティングだが、変換後の形式は、flv、wmv、mp4あたりが狙い目のようだ。
念のため断っておくが、興味の無い形式はそもそもテストしていない。
また上記のフォーマットも各ソフト全パターンをテストしている訳でもない。
狙いをつけて何パターンかをテストし、サイズの割りに綺麗に見れたものなど気に入った設定を残している。
(とはいえ実に100パターン以上をテストしているのだが、まったくメモってないので教えられない..^^;)
正常に変換できた形式やオススメのセッティングなどあったら是非コメントをつけてください。
HandBrakeを載せ忘れていたので追記しました。(4/10)

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