ペットボトルで炭酸ジュースを作ってみた 加工はキャップのみの自作炭酸ソーダサイフォン

ちょこっと自作

ペットボトルのキーワードに食いついてしまった人には申し訳ないのだが、
実はまるむしはアクアリストである。 何の関係があるんだ?と思うかもしれないがそれは後ほどということにして。
ペットボトルで簡単に炭酸ソーダを作る方法として、ドライアイスを使用する手が無い訳ではないが、
ご存知?のとおりドライアイスは二酸化炭素の塊である。 水に入れるとものすごい勢いで気化する。
適量を正確に計算すれば何とかなるような気がするかもしれないが、気化の速度と炭酸ガスが水に溶け込む速度が同じならよいがそんなわけも無く、ペットボトルの内圧は急激に上昇し爆発してしまう。非常に危険だ。絶対やってはいけない。

ちなみにペットボトルの耐圧は6気圧ぐらいらしい。(コーラなどの耐圧仕様のペットボトルの話ね)
話は戻ってアクアリウムと言うのは、はまると結構な率で二酸化炭素の添加というものをやりたくなってしまう。
そう水草も植物なので光合成には二酸化炭素が必要なのだ。
まるむしの水槽も昔はリシアやグロッソ(草の名前ね^^;)がワッサワッサと生え、炭酸ガスを入れてやると光合成で酸素の気泡を出して実に綺麗だった利したものだ。
そんなわけでまるむしは炭酸ガス用のレギュレータを所有しているのだ。
JALECOレギュレータ
これはジャレコ製のレギュレータだ。これで減圧している。
元になる炭酸ガスは、俗に「ミドボン」と呼ばれている緑色の業務用の炭酸ガスボンベ(写真は5Kgボンベ)
出力はほぼ一定で写真のように3kgf/cm2あたりとなる。 今なら単位はMpaだからおおよそ0.3MPaN/mm2の圧力と言うことになるのだろう。
数字で言われても良くわからないだろうから判り易く言うと、炭酸ガスを放出中のホースを先を思いっきり指で塞げば、何とか放出をとめることが出来る程度の圧力だ。
この程度ならペットボトルを改造して圧力を加えても全然大丈夫だろう。。。。多分^^;
ってことで前置きが長くなったが、炭酸ジュースをつくるぞー!!

使用するペットボトルは、必ず炭酸系の丸くてつるっとした表面のものを使用しなければいけない。
お茶など非炭酸系のペットボトルはその形状から判るように耐圧が低いのだ。
加工は極めて簡単だ。
自作 炭酸ソーダ製造器
キャップの中央に適当な穴を開け
自作 炭酸ソーダ製造器
リーマでちょうど良い大きさまで広げます。
自作 炭酸ソーダ製造器
何にちょうどよいかと言うと、用意したこの部品。空圧用のストレートユニオンとジョイント。
6mmホース用で、R1/8インチのサイズがちょうど良い。
自作 炭酸ソーダ製造器
パッキンが必要かと思ったがキャップ裏に最初から付いているパッキンで十分密閉できるようだ。
キャップは確か….ペプシ...かな? 青い軟質のパッキンが付いていた。
まぁどれも同じようなものだろう。 ネジを締めたら完成だ。
さぁ実験だ!
P8160008_R.jpg
用意したのは濃い目に作ったカルピスグレープ味。
成功すればカルピスソーダになる予定だ。^^
ビールサーバー用の保冷ペールに氷とペットボトルを入れ
P8160009_R.jpg
炭酸ガスを内部に噴出して空気を追い出しホースをつないで密閉。
冷やしているのは低温の方が溶け込みがスムーズになるからだ。
0.3MPaN/mm2の圧を加えながら約30分放置して自然に炭酸ガスが溶け込むのを待ってみた。
ドキドキの30分後の結果は….(><)残念! 超微炭酸。
何でだ? やはり圧力が足りないのか?
いろいろと敗因を考えたが、圧力は足りているような気がする。
再実験。 今度はカルピスパイン味を使ってみる(意味は無い^^;)
炭酸ガスは溶け込みが極めてスムーズな気体なので、面倒な細工は無しにして、
圧を加えて数十回シェイクしてみる。(パンパンに膨れたペットボトルをシェイクするのはちょっと冷や冷やなのだが…)
改めてドキドキの結果は? 強炭酸!
コーラ並み? いやそれ以上のシュワシュワ具合だ。
結果、大成功! これで気の抜けたコーラやビールともおさらばだ。 炭酸が抜ければ補充すればいい。
お酒も炭酸ソーダで割るのではなく、ダイレクトに炭酸化できるのだぁ!
これさえあれば何でも炭酸入りに出来るぞぉぉぉ!へへへへっ。
炭酸牛乳…激マズでした。^^;

カクテルバーや外国の映画などでたまに見かけるこれも炭酸ソーダを作るものです。
ソーダサイフォンって言うらしいですね。
簡易ビールサーバーなどでお馴染みの炭酸ガスのカートリッジを装着して使用します。
コストがねぇ...^^;

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