電球型蛍光灯はお得なのか? 試算して見た

電球型蛍光灯って電球に比べて結構高いけど本当にお得なのかな?
まるむし邸の廊下には2個のダウンライトが付いているのだが、
それなりの発熱量で夏は暑苦しい。そしてなにより点けっぱなしなので電気代も気になったりする。
そこでお得といわれる電球型蛍光灯への交換を考えるわけだが、
ほんとにお得なのだろうか?
ってことで試算して見ました。

ダウンライトの基本形は、クリプトン球 40W E17 です。
これを電球型蛍光灯に変えた場合の試算です。

40W電球タイプの蛍光灯

単価:約1000円
消費電力は8W
寿命は8000時間なので寿命までの消費電力は
8Wh * 8000h = 64000Wh = 64kWh

※これを電気料金に換算する訳ですが、
まるむしの地域は関西電力です。
そして我が家の契約は「従量電灯A」な訳ですが、
電気料金というのは使用量に応じて段階的に上がっていきますね。
第一段階は一般家庭では現実味の無い使用量ですから
第二段階の単価を使用しました。
ちなみにまるむし家では常に300kWhを超えています。
また調整費等は考慮していません。
64kWh * 24.21円/kW = 1549.44円

ってことで電球型蛍光灯は
1000円 + 1549.44円 = 約2550円(8000時間) となりました。
次に比較するクリプトン球ですが、
蛍光灯のパッケージにクリプトン球の約4倍長持ちと書かれています。
という事は、同等の時間点灯する為にはクリプトン球が4個必要ですね。
クリプトン球 40Wタイプ

単価:105円 * 4個 = 420円
消費電力:36W
寿命:8000h(但し4個で)
※40Wタイプのクリプトン球は100円ショップで入手可能ですが、
通常販売されているものに比べて寿命が短いように感じますが、
条件を厳しくする為に長寿命品が低価格で入手可能という設定で計算しました。
※消費電力は40Wタイプですが、最近のクリプトン球には、
「36Wで40W相当の明るさ!」などと書かれているので、
素直に36Wで計算しました。
36Wh * 8000h = 288000Wh = 288kWh
288kWh * 24.21円/kW = 6972.48円
ってことでクリプトン球は
420円 + 6972.48円 = 約7390円(8000時間)となりました。
なんとクリプトン球の設定を甘く見ても、蛍光灯の方が4840円も安いという結果が出ました。

毎日7時間廊下のダウンライトを点灯すると考えると約3年ですから
1年だと約1600円の差ということになりますね。
これは1個の話ですから
廊下に2個付いているなら3200円、3個なら4800円です。
計算でこんなに差が出るとは思いませんでした。
これはもう家中の電球を交換するしかないですね。v(^o^)
電球型蛍光灯は、点灯から10分ぐらい最大の明るさになるので頻繁にON/OFFする場所には不向きです。
また電球の中に蛍光灯を点灯させる回路が入っているので調光機能が付いている照明には使用できません。

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