ホビー用のグルーガンを十何年もつかっているのだが、
ごくまれに大物の接着などで大量に押出したい時がある。
そんな時ホビー用では最初に押出したグルーが硬化を始めてしまう。
一気に押出するためにはハイパワーで太めのスティックが使えるグルーガンが必要だ。
本物は高価なのでAmazonで安価なものを買ってみた。
安価といっても3000円程度はするのだが、プラグがUS仕様という事で割引で1024円で購入できた。
(結局届いたのは日本仕様のプラグでうれしい詐欺商品だった^^)
記載のスペックでは、
パワー:110 W
電圧:100-240 V
押出量:100回/min
適用ゴム棒直径:約11 mm/0.4 in
ここで問題は電圧だ、240Vとなっているので120Vで使った場合は50W程度になることは容易に想像できる。
とはいえ、ホビー用が10Wなのだから、もし本当に50Wなら5倍の出力だ。
スティックが太いとはいえかなりの押出量が期待できる。かもしれな...^^;
早速使ってみますが、一番の期待は使用可能な温度になるまでの時間が短い事です。
結果は、.................遅い!
ホビー用と同じか、それ以下かもしれない。
めちゃめちゃ遅いです。本当に50Wか?(一一”)
あまりに遅いので消費電力と時間を計測してみました。
方法は先端にK熱電対温度を突っ込んで、ワット計で計測します。
簡単な方法なので誤差も大きいでしょうがおおよその比較はできます。
まずはホビー用の10Wから計測します。
ほどなく11Wを消費していますね。
徐々に消費電力は減少して低温グルーの目安の120℃に到達するのに7分かかりました。
ちなみに温度は130~140℃ぐらいで頭打ちになるようです。
なんかじわじわ消費電力が上がっていって一安心しましたが24Wが上限のようです。
予定の半分ですね。^^;
しかし何でジワジワなんだ?
5分経過しました。
24Wをキープしていますが、立ち上がりが遅かったのでまだ71℃です。
この時間ホビー用では112℃になっていました。
さっぱりですね。(一一”)
7分経過しました。
なぜだか消費電力は徐々に32Wまで上昇しましたが温度はまだ105℃です。
ホビー用では121℃に到達していました。
結局120℃を超えるのに8分かかりました。
この間消費電力は徐々に下がっています。
消費電力は100℃あたりをピークに徐々に下がっていたように思います。
消費電力の挙動が良く分かりません。
温調があるので、もしかしたら高温に設定したら消費電力増えて早く温まるのかも…
最高温度に設定して同様のテスト
7分後、145℃、28W
計測方法がいい加減なので信用できるかは怪しいですが、
先ほどより立ち上がりがちょっと早い気がします。
消費電力が徐々に下がりましたが、
8.5分後、161℃、21Wに
ちょっと早くなった?かな?
気休めかもしれないけど高温に設定して使うことにしよう。
ってことで消費電力は、50Wすらなく30W程度で
立ち上がりはホビー用と大差ないか遅いぐらいという結果でした。
但し、高温に出来るので接着力はホビー用より強いかもしれません。
特徴を考えて使い分けたいと思います。
最後に分解して中を見ておこうかな^^
回路基板
なぜか基板上にLEDが。。。
グリップの後ろにランプがあるんだけど、後付けぽいので視認性の改良をしたのかな?
ヒーターと温度センサーですかね。
大きなヒーターに交換してパワーアップできるかな?
とりあえずはこのまま使ってみます。
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