灯油給湯器を交換してみる ノーリツ OTQ-403AY → OTQ-3706SAY その1 後継機を探して設置可能か検討してみた

修理・メンテナンス

あれやこれやと修理を試みてきた給湯器 OTQ-403AYですが、不調の原因が分からず、勝手に電源が落ちるという現象が続いています。
シャワーの最中など3~4回電源を入れなければならないほど悪化して、のんびり調査を続ける余裕が無くなってきました。

とても冬は乗り切れない...(*´Д`)

しょうがなく機器入替となるわけですが、昔故障した時に見積もってもらった金額は、工事費別で30万を超えていました。
これは痛すぎる。

って事で自分でやってみます。
機種はなるべく同じ仕組みのものにしないと工事が大変になるので後継機を探します。
OTQ-403AYの後継機で現行モデルは、OTQ-4706AYらしい。
通販では17万ぐらいのようだ。
(後にしくじってOTQ-3706SAYになります^^;)

後継機が判明したので設置可能かなど問題が無いか調べます。

まずは、この機種の操作パネルは別売のようです。
ノーリツ RC-J101マルチセット(T) 石油ふろ給湯器 マルチリモコン
ていうのが適合するようだ。通販価格で1.7万ぐらいだ。

次に物理的に設置可能か調べてみます。


OTQ-403AY本体寸法


OTQ-4706AY本体寸法

配管接続場所がどれも下の方に変わっているのが気になる。
本体の横幅も少しだけ小さくなったようだ。


何度かブログに登場しているこの給湯器は、このように壁に設置されているのだ。
設置金具が旧器にピッタリサイズのため、一回り小さい新器は乗らない。
アンカーを打ち直して設置金具の位置をずらすべきか検討してみる。

工事の猶予は土日のみ、間に合わなければ次の週まで風呂無しになってしまう。プロなら数時間で終わらせるだろうが素人の作業はそうはいかない。足りない部材も出てきて何度か買いに行くことにもなるだろうが田舎なので半日仕事だ。なるべく確実な方法を取りたい。

色々考えてスチールラックの脚に使われるチャンネルというスチール材を井型に組んで載せることにしました。

こういう材です。
この材には、L型だけでなく、コ型もあるので井型に組んでも安定するはずです。ただ売っているお店が少ないので事前に用意する必要があります。

次は重量問題ですね。
30キロ前後の給湯器を胸のあたりまで上げ下げ出来るのかという疑問...
多分無理!(*´Д`)

単管にチェーンブロックを付けて吊り上げようか、とか、
足場を組もうか、など
どちらの方法も再利用できるとは言えコストはおそらく1万程度はかかるでしょう。
思案の結果、コンテナ(ミカン箱)をひっくり返して階段状に並べることにしました。(*´▽`*)一気にコストダウンです。
但し一人では無理そうなので、こまるむしをバディにスカウトして2人で撤去&設置する事にしました。

さて次は配管接続できるのか? ですね。

現状断熱材で隠れていて配管材に何が使われているかすら分からないのでカバーを剥いてみます。


給水管のバルブと給湯器に接続されている部分です。
なんかヤバイことになってます。
これ絶対に漏水してるよね。(´Д`)


フレキパイプからR3/4に変換していますが、フレキパイプのナットが緩んでいました。
コケが生えているので結構長い期間漏れていたんでしょうねぇ。


水とお湯の配管がむき出しになりました。
水はフレキパイプでつながっています。
こちらは丁度良い長さのフレキパイプに交換すれば問題なさそうです。


お湯は銅管が使われていました。
給湯用被覆銅管ってやつのようです。
20年ぐらい前は大抵これだったようですが最近は使われていないそうです。今はHIVP管とか、架橋ポリエチレン管などが主流のようですね。

こちらは厄介ですね。
取付位置が変わるのでカットは免れません。
カットした後どうしようか....
銅配管をロウ付けする道具は持っていないし、やったこともないし。
色々調べてみると、銅管用火なし継手なるものが存在するらしい。
カットした銅パイプを突っ込んで締め付けるだけのようだ。
(方式は各社で何種類かあるみたい)
ただ少々高価なうえに取り付けに失敗しても再利用が出来ない構造らしい。
本来は火器が使えない場所で配管するための物のようだ。
高価ではあるがロウ付け道具一式買い揃えるより安いのでこの方式にしますが、特殊なパーツなどで事前に用意しておく必要があるかな。

また銅管用火なし継手を付けたとして、そこから給湯器までをどうするのか?
調べによるとお湯側にフレキパイプを使ってはいけないという事はなさそうなのでフレキパイプに置き換えることにします。


次は銅製の給油管です。
こちら更に超難問でフレア配管です。
銅管をフレア加工するには専用の工具が必要なのだがこれがメチャ高い!
以前クーラーを取り付けた際は、フレア加工済みの配管を購入しました。
今回も加工済みの給油配管は入手可能ではあるのだが、


まるむし宅の配管はY字に分岐してるんです。
さすがに入手困難。
フレアツールが必須と思われる状況だ。

ヤフオクで中古のフレアツールを買うか?、Amazonで安価で評判の悪いフレアツール買ってみるか?どちらも結構なリスクが高そうだ。

妙案を思いつかなかったので、イチかバチかで外したものをそのまま再利用してみます。^^;
もし漏れても微量のはずなので、応急処置だけしてじっくり対策を考えることにします。

例えばフレアパッキンというフレア型に整形した銅パッキンが、数枚入って500円程度でMonotaROから買えることが分かっているので、それもリカバリー策の1つになるかもしれません。


こちらは追い炊き用の配管です。
楕円サヤ管入架橋ポリエチレン管コアチューブというやつのような気がします。(ググって見つけた商品写真とそっくりなので)
送りと戻りの2本です。
こちらは新旧の位置が似ているので多分大丈夫でしょう。
形状からパッキンによるシールのようなのでノンアスベストパッキンは用意しておこうかな。

という訳で一応目途が立ったので発注しました。^^
本体が、14万ほどでした。(リモコンは1.7万)
( ,,`・ω・´)ンンン?なんか事前に調べた値段より安く買えちゃったぞ!
なんでかな?、まぁ安い分には問題なし!(-ω-)/


数日後に届いた荷物を見て安かった理由が判明。
かっかかっ型番が違うんですけどぉぉ(;´Д`)

OTQ-4706AYを検索してヒットした中から一番安かったやつを注文したら(実はOTQ-3706SAY)やらかしていたようです。

やっちまったぁ、
OTQ-4706AYと
OTQ-3706SAYのスペック比較......

Sの有無はどうやら違いはフルオートオートの違い程度のようです。
フルオートの便利機能の大半は、今でもほとんど使っていないので問題なしでした。(*´▽`*)
頭の数字はカロリーのようですね。4万キロから3.2万キロに給湯能力が落ちました。
この点はお風呂のお湯はり中にお湯を使うと出が悪いという現象につながるかもしれません。
しかしそもそもまるむし家は水道管が細いため同時に水を出すと水量が減少してしまうため、
給湯器の性能をフルに出せていなかった可能性もあります。
もしかするとパワーダウンしても違いが分からない程度かもしれません。
この点の検証は冬になってみないとわからないのでそれまで検証待ちです。


実はもう1点購入後に工事用説明書を読んで気が付いたことが有ります。
家の風呂は循環金具DX型Aそっくりなんだよねぇ(>_<)
余裕で10年以上前のものだし!

症状はエラーで動かなくなるとかではないし、浴槽のアダプター交換とかDIYで絶対無理ぽなので見なかったことにします。(*ノωノ)


作業当日にもたつかないように可能な限り事前準備しておきます。
フレキパイプ、ノンアスパッキン、火なし接手などなど。
購入しておいたチャンネルもカットしました。


切断面は錆転換塗料を塗っておきます。

固定用のボルトも事前に購入しておきました。
チャンネル用のボルトは、M10のようですがちょうど良い位置にセッティングできるとは限らないのでM8にサイズダウンして大きめのワッシャーを用意しておきました。

前途多難のにおいがプンプンしますが入れ替え作業は次回で。

コメント

  1. ojisan より:

    ほんとにほんとに、ご苦労様です
    こんなことまでやられるんですか・・・凄い、尊敬のまなざしです

    自分の、家のボイラーも もうぼろぼろです
    いつ壊れるかとひやひやしながら使ってます
    でもさすがに、自分で交換はできません・・・ガスが燃料なんですよ・・おっかないです
    どうぞ、熱中症にならないようにしてください
    ガンバです

    • まるむし より:

      サイトのスローガンにあるように、とりあえずなんでも自分でやってみよう!です。(#^.^#)

      「できる」ではなく、「やってみる」だけなので尊敬には程遠いですが、
      劣化してゆく肉体に反比例して、できることが増えていくのはうれしいですね。

タイトルとURLをコピーしました