ワークテーブル的なものを作ってみる 作業台編 その11 2ハンドルバイス(モクソンバイス)を作ってみた

自作ワークテーブル的なもの

先日の続きです。
押さえ木の部分を作りこんで完成させます。


先日のクランプを作った残りものです。
必要分が取れそうなのでこれを使います。


鉋を掛けて綺麗にしました。


虫食い、腐りがあってちょっと心配ですが他に材料がないので続行します。


先ほど穴を開けた木と突き合わせて印付けました。


付けた印を基準にしてルーターで穴を掘っていきます。
しかしこのルーターは買ってからまともに使ったことなかったなぁ。
パワーはあるんだけどプランジシャフトが片持ちで上げ下げがかなりぎこちないので評判の悪い機種なのだ。


ビット長の2倍以上の厚みがあるので両面から掘る必要があります。
ずれるのが怖い....


裏からも掘りました。


やはり貫通はできなかったので木工ドリルで抜いてノミで整えることにします。
ちょっとずれたかな^^;


試しに突っ込んでみました。
んんんボールは摩擦が大きそうなので、ナットとの間にワッシャーでも入れたほうがいいかな。


開口はこれぐらいまで角度がつけられるのでこちらは問題なし。
こんなに傾けるような使い方実際はないだろうし...


この時の内部はこんな感じです。ボールが斜めに当たってますね。


ワッシャー入れてみました。
摩擦を軽減してくれるかな?
ワッシャーに合わせてボールは大きくしたほうがいいな。


ワッシャー入れたら角度付けた時に飛び出してしまう事態に...
んんん平板で塞ぐつもりだったけどそうもいかないなぁ。
もう少し掘り込むか、カバーを細工するかの2択だな。

どうしようかなぁ.....


木じゃなくて3Dプリンタでカバー作ってみます。
曲面もデザインできるので、思い切ってポッコリ膨らませて、
ナットの後ろにもボールを入れてみます。
まぁ解放時に当たるだけなので効果のほどは大したことないとは思いますけど。


ボールもワッシャーサイズに合わせて大きくしました。


かさばるのでワッシャーは1枚に減らしました。


カバーへのあたりはこんな感じ


ナットの位置は7cmぐらいの位置にします。
短いと当て木が傾くとハンドルと干渉するので長めになっています。


カバー付けました。
ここで小ネタなんですが、ボルトの先に十字の切れ込みを入れました。
大きく開閉する際に電動ドライバーを使って回せるようにしました。
効果は非常に良好です。^^


ハンドルをつけて適当なものを挟んでみました。
締め付けは良好。


これでちょうど30度開いています。
実用的な角度の限界はこんなもんかな。


現実的にはこの程度の異形材でしょうから十分です。


横から見た様子です。
小さなものを挟むとV字型に歪んでしまうのが気になります。
ネジ棒の取り付け位置が下のほうなので気にはなっていたのですがこんなに歪むとは...
要改善点ですが後の改善点とします。


当て木を30度以上傾けられるようにしてあるので当て木が左右に自由に移動します。
テーブルに平行にした場合が最大で90mm移動しました。


とりあえずそれっぽいものになりました。

使用感は、動きがちょっと渋いですね。各所の抵抗が積み重なっている感じです。
また締め込み時は特に問題ないのですが、リリース時に当て木内に収めた部品のどこかで引っかかりのような抵抗を感じます。
もしかすると部品のどれかが食い込んでいるのかもしれません。
(軽く締めこんで使用する分には支障なし)

一旦完成(仮)としますが、改善が必要そうなので使用しながら方法を考えたいと思います。

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