デジタルノギスをボール盤の深さゲージに改造してみた

ちょこっと改造
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先日1本500円で買ったデジタルノギスを改造します。^^


使用するボール盤は、E-ValueのDP-375Vという安価なボール盤です。
お金が無い頃だったのでこれでも大奮発しました。
右のほうに深さゲージ兼ストッパーがついていますが非常にチープな作りで、
簡単な目安程度にはなりますがそれ以上を望むのは無理な造りです。
またナットを回して調整するのですがこれが結構面倒くさいのでよほどの連続作業でない限り活用していませんでした。

長年不満を持っていたのでこれに正確な深さゲージをつけたいわけです。

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2本のうち1本は既に高さゲージに先日改造しました。
改造の際に行ったノギスへの加工は先っちょをニッパで切り落としただけでしたが、


今回は実に無残な姿になってしまいました。^^;
手足をもがれて胴体だけです。
その胴体すら短くカットされています。

ここから試行錯誤の試作工程になります。


ざっくりしたレイアウトはこんな感じかな?
この位置なら作業の邪魔にならなくて良い感じ。

本体は鋳鉄?なのでネジ穴加工はなるべく避けたいから、
L型のブロックで本体に両面テープで貼り付けました。


この部分は2mm厚のリングに連結部分をくっつけた形状にプリントしています。
純正の深さゲージ取り付けリングの上に挟み込んでいます。


試作完了!^^

試用してみます。


材にドリルを当ててゼロリセット。
ゼロリセットはデジタルノギスの最大の長所ですね。アナログノギスでは無理です。

鉄鋼ドリルは中心が尖った形状をしていますよね。
穴の中央ではなく、外周部がちょうど10mmの深さの穴をあける工程を想定してやってみます。


材に当ててゼロリセット。


とりあえず10mm掘って穴の端の深さを計測すると8mmでした。
なんでここで100均のノギス? ^^;まぁ傍にこれしかなかったので...スルーしてください。


追加で2mm足して12mmまで掘り進めるとちょうど10mmの穴が掘れました。


10mm掘った穴にドリルを突っ込んでゼロリセット。
準備完了です!
これで表示がゼロになるまで掘れば何発でもちょうど10mmの穴が掘れるというわけです。^^
(12mmの表示まで掘っても同じですが最終位置をゼロに習慣しておけばうっかりミスが減るってもんです)


2個目の穴、ぴったり10mm!完璧です。v(^^

動作はこれで良さそうなのですが、取り付け方法にちょっと難ありでした。
表面テープではちょっと強度不足のようです。知らない間に剥がれていたら大変です。


色々考えましたが上面にマグネットでくっつけることにします。
磁石はハードディスクからの回収品のネオジム磁石を使います。


可動部の固定も不安なのでねじ止めします。
ジャンクのねじ山からちょうど良いものを...


はい!こんな感じになりました。
マグネットにしたのは正解でした。
強力にくっ付いているし位置の微調整も可能です。
(振動で負荷の少ないベストポジションに勝手に移動してくれるかも)

動画撮っていたので一応掲載しておきます。^^

 

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