中古のハンマードリルを入手したのでオーバーホールしてみた BOSCH GBH2-24DSR その1

修理・メンテナンス

通電のみ確認という状態のハンマードリルを入手した。
通電のみ確認というと、面倒なのでチェックしていません。という場合も稀にあるだろうが、
単純動作の工具においては、問題があったがそこは見なかったことにした。と考えるのが妥当だ。^^;
なかなか使い込まれた風貌なので十中八九問題を抱えていると思われる。


BOSCH GBH2-24DSR
ドリル、ハンマードリル、ハンマーの3モードの機種だ。


0611228738  6.5A  620W

とりあえず動作確認.....
どんな問題を抱えているのかドキドキだ。^^;

通電OK!
正転OK!
反転OK?...反転無反応....(*´Д`)

正転が動いたので一安心とはいえ、
大きな問題として反転動作しないことが判明。

原因調査のためにとりあえず分解してみる。


プラスネジちゃうんかい!


特殊ネジ、ヘクスローブっていうのかな。大きさはT15のようです。


ネジ3本でグリップ部が開きます。
上下でネジの長さが違いますね。


まぁまぁの汚れ具合^^;


配線エグイな。
こりゃメモっておかないと判らなくなるぞ。


トリガー部分を引っ張り出しました。
1617200057


トリガーの上にくっついているのが、正反転切替スイッチ
2607200270

このスイッチの動作不良の可能性大です。
単なる接触不良ぐらいなら直せそうだが、分解不可だとちょっと厄介だぞ。


4端子の切替スイッチですが上面に回路図がありました。
なるほど単純な反転スイッチの様です。
テスターで導通テストしてみたところ問題無しでした。(?_?)

現状ではこれ以上判らないので、オーバーホールを兼ねて全バラシします。


モーター部の分解前にまずカーボンブラシを外さないとね。
しかし配線邪魔だなぁ。


配線の途中がコイルになってますね。
どういう効果? なんかボロボロになっているような....
まさか元から?成形不良? よく解らんが壊れているわけでは無いようです。


配線にマーキングして簡単にとれるものを抜き、
カーボンブラシ部分を露出させました。
白配線4本は判るのですが、半透明の謎の線が奥に伸びていますね。


バネをずらしてカーボンブラシを取り出します。


おや? 一方のブラシが千切れていました。
もしかして正転では導通するが、反転だと傾きが変わって不通になっていたとか?
ちょっとこの仮説に期待(*^^*)

しかし交換用のカーボンブラシはすぐに用意できないので、取りあえずオーバーホールを進めます。


本体の中央部を開きました。


モーター側
埃はありますが特に異常な様子は無し。


コードが作業の邪魔になってきたので外します。
下からの白黒コードがACコード。ネジ止めです。
半透明のコードはトリガーから生えており抜くことは無理そうです。


中のコイル抜きました。
なかなか固かったです。木槌でボディをコンコンやって慣性の法則ってやつで抜きました。


バラシ初めから奥に伸びていた謎の線はここに刺さっていました。
アース線ぽいですね。


引き抜いてみました。
抜いても大丈夫?...大丈夫みたいです。^^


ちなみにボディのこの部分の穴を通っていたので忘れないように写真に記録^^


念のためコイルの断線チェック。
数字は気にしないでください。抵抗値測定のモードでやっているので数字がちょろちょろ変化しているだけです。抵抗値が出ればOKって事で異常なしでした。


ボディの奥にベアリングを受け止めるゴム?ブッシュが見えます。


反対側を見ると穴が2つあるのでここから突けば外せそうですね。
でも面倒なので外しません。^^;
ボディの汚れはこの後丸洗いしておきました。


整流子正常でした。
ベアリングもガタなし。
予想外にこの辺は正常でした。

次は本体前部の機械構造部ですがちょっと長くなってきたので続きは次回にて^^

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