分解不可能な調整戸車を強引に分解掃除してみた 家研 調整戸車 P4-V4

修理・メンテナンス

我が家の引き戸には、高さが調整可能な戸車が採用されている。
古くなるとコマが割れたり、ゴミが絡んで動かなくなる。
コマが割れたら交換はしょうがないのだが、ゴミ掃除ぐらいは自分で何とかしたいものだ。

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以前掃除できるように改造した戸車なのだが、改造が結構大変なので今回破壊を覚悟で分解を試みた訳だが、何とか復元も出来て無事復活したのでネタにしてみた訳だ。^^


家研 調整戸車 P4-V4 という戸車なのだが、現在はちょっと仕様変更が入って調整部分の形状が異なっている。


下が現行バージョン


調整ネジ部分の仕様がちょっと変わってます。

分解します。


調整ネジ部分のカバーを取りました。
まぁ爪で止まっているだけなので簡単に取れます。
あれ?バネが無いなぁ...外れた時落としたから紛失したかな?
まぁいいや^^;


+頭の部品は取れて、本体側は小さな六角になっています。


+頭はこんな感じの部品です。


ネジを回すと内部の部品(コマ)が前後に移動するのですが、
外側のカバーに当たって稼働範囲が制限されています。

分解不可能な地獄構造になっています。
掃除はさせないよ!って感じの構造にわざわざ作ってあります。^^;

可動域を無視してこのネジを強引に回してみようって事ですね。


六角を回したければこのサイズのスパナが必要です。
5番なのでかなり小さいですね。一般人は持っていないサイズかと思います。


+頭を被せれば一般的なドライバーで回せるので、通常はこちらの方法が良さそうです。


ぎゅりぎゅりと強引に回してみました。
ネジの首?の部分は本来空回りする構造なのですが、
強引に回すとネジ山を潰しながら抜けてきました。
ネジ山が潰れてもう使い物にならないかもね。^^;


ネジは抜けましたが、ご丁寧に中身はツメで抜けないようになっていました。
ツメから強引に少し浮かして中身をラジペンで引っ張り出します。


取れたー!(>_<)


宅内で縫製関係の仕事をしており糸くずが大量に絡みつく家です。
取れなくてもやもやしていた糸くずがやっと取れました。(#^^#)


コマの軸(ベアリングでは無いと思う)も動きが悪いので、
パーツクリーナー(今回は5-56で代用)で洗浄。


細ノズルのグリススプレーでグリスを注入。

※このグリススプレーは子供の頃からあったので、もっといいものがあるはずと暫く浮気をしていたのですが、紛失しない極細ノズルを再発見してからまたお気に入りに戻ってます。

んんん(#^^#)コロコロ回るぜ!

後は元通り組み立てるだけだ。
ネジ山がつぶれているので戻せるのか心配だったのだが、幸い調整可能な状態で組み立てられたので良かったよ。^^

たまたま成功なのかもしれないが、何もしなければゴミになるだけなのでダメ元で試してみてはどうかと思う。
だって1個 1700円は高すぎるよ!

コメント

  1. ojisan より:

    凄いですね
    よくぞそこまでバラしましたね、多分金属の材質はステンレスと思いますので硬かったでしょう

    切断なんて言ったら、鉄のこでは無理でしょうねグラインダーで削って切断ですね

    自分の家の戸車も、壊れたことがありました
    その時は車(プラスチックかな)がバクっとわれてましたので、動かすとカタンカタンとなってました、こんな現象が2~3個あったと記憶してます

    リング状の所へ心棒を圧入するから、無理もないと思います

    それと、価格が何でこんなに高いんでしょうね
    先日、網戸用のちゃっちい戸車を買いに行ったら1500円位しました
    ぼったくりかともおもいましたよ

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