丁度いい硬さのエポキシパテを作ってみた エポキシ接着剤のパテ化

ちょこっと自作

今、丸パイプ(31.8mm)を溶接して短いハシゴを作っている。
1.2mm厚という薄さも問題だが、そもそも溶接が下手なもんで溶接個所が汚い。汚いのはいつもの事なのだが今回は素手で握るものなので怪我をしないように滑らかにしておきたい。


溶接個所の凹凸を無くしたいのだが、エポキシ接着剤では硬化前にタレてしまう。


かといって市販のパテではおそらく固すぎて薄く塗りつけることはできないだろう。

ヘラで塗りつけられるが垂れない程度の中間の硬さのパテが欲しい!

用途に合わせて硬さ調整できるパテが欲しい!

って事でエポキシ接着剤に何かを混ぜ込んでパテ状にできないか考えてみた。

アクリルパウダーとか良さそうだけどコスパ悪いし、石膏とかカルシウムとかはどうなんだろう?
接着剤との相性も問題なので、何かヒントは無いかとググってみた。

するとフィギア製作なんかを趣味にしている人たちには良く知られているようなのだが、タルクと瞬間接着剤を使って造形用のパテを自作するテクがあるらしい。
実際Amazonなどにもタルクの小売が色々出てきました。

タルクか...なるほど。 単価安いしこれいいかも。
きっとエポキシでも上手くいくはずだ。

念の為硬化テストと、混合比をどれぐらいにすれば丁度良い硬さになるのか調べなければ…


で用意したのがこちら。
2液エポキシ接着剤とベビーパウダー、デジタルスケール

エポキシは90分硬化タイプを用意しました。
実は買ってみたものの硬化時間が長すぎて使い道に困っていたやつです。^^;
パテにすると硬化時間が長い方が落ち着いて作業ができるので出番となりました。

ベビーパウダーには香料も入っていますが主成分はタルクです。
ほぼすべてタルクと言ってもいいはずなのでこれで問題ないだろう。
こちらも余りもので、たまに滑りの悪いゴム手袋に使うぐらいのものです。

混合比を見つける訳ですが、長年のカン?でタルクは同量かもう少し多いぐらいだろうと予想。

エポキシ:タルク の比率を
1:1 と 1:1.5 の実験をしてみます。


エポキシA,B 0.3g、0.3g 混合でエポキシ接着剤 0.6g を2セット作ります。


ベビーパウダー 0.6g


接着剤 0.6g とパウダー 0.6g をまぜまぜ...
粉が多いような気が...混ざるのか?


不安でしたがちゃんと混ざりました。^^
ちょっと緩い感じがします。


次はベビーパウダー 0.9g


接着剤 0.6g とパウダー 0.9g をまぜまぜ...こんどこそヤバいんじゃないか?


混ざるもんだなぁ^^


ヘラで伸ばしてみました。
左1:1、右1:1.5 です。(黒い粒は見なかったことに...ゴミ混入です^^;)
どちらも伸ばした際にひび割れは起きず、滑らかに塗り伸ばす事が出来ました。


左はだんだんと重力に負けて山が小さくなってきました。
右はほぼ変わらず山が尖ったままの形が残っています。
左の1:1のものは塗り付けても垂れる可能性があるかも...

エポキシとタルクの混合比は大体1:1.5を基準に望みの硬さに微調整
って事で良さそうかな。


穴と傷をつけた材に塗って硬化後のやせ具合もチェックしておくことにします。


あー、硬化後なんですが、写真じゃわかんないですね。
左 1:1、右 1:1.5 です。
左は目視で痩せて凹んでいました。
右は目視では判らない程度ですが指で触ると若干の段差を感じる程度に痩せていました。
考えれば当然の結果ですが、パウダーの比率が高いほど痩せは少なくなります。


比率 1:1.5で大量に作って溶接個所に塗りつけてみました。
ヘラで塗ったので汚いですね。^^;
使いやすいですがもう少し緩くても良かったのかな?


硬化が始まりべたつかなくなった頃合いをみて、水で濡らした指で撫でつけてみました。
扱いやすいかも...^^

※この後ペーパーで均して塗装しました。

て事で硬さの雰囲気は伝わったでしょうか?
塗装もできるので結構使えますよ。

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