まるむし父(以後じいさん^^;)は、まるむし母(以後ばぁさん^^;)作のスマホポーチを使用していたのだが壊れてしまったらしい。
ばぁさんは他界してしまったので修理不能。という事で新しいものを買いに行ったのだが、好みのシンプルなものが見つからないらしい。
しょうがないので探すより作る方が早いだろうって事で作ってあげる事にします。
・なるべく薄くてシンプルな形状
・バルト通しは座った状態でも邪魔にならない様に動かしたい
・ベルト通しにホックは不要(外さないので)
・指の動きが悪いので開閉、取り出しは簡単に、でも落ちないように
・見た目は気にしない、機能すればよい
・高価なものはいらない
って感じの条件が付きました。
まぁ見た目は気にしないようなので何とかなるでしょう。^^;
型紙は作りません。
思い付きのまま作っていきます。
以前ナイフシースに使ったはぎれの残りから使えそうな大きさのものをピックアップ
大きさ優先なので厚みは異なってしまいましたが良しとします。
型取り用に同サイズのスマホも用意しました。
革を濡らして型を取る予定ですが、どうやって型を定着させるか考えてみた結果
枠を作って上から重しを置いておくことにしました。
厚みは少し遊びを持たせるために1mmほどのカラーボードを貼り付けておくことにします。
クリップで挟む方法では痕を付けてしまいそうだったのでこの方法にしました。
今度痕の残らないクリップを考えてみたいと思います。
ちなみにカラーボードは100均です。
複雑な木工製品を作る際にイメージを固めるためにこれでミニチュアを作ったりします。
ヌメ革を四角に切り濡らしてスマホに載せます。
スマホはサランラップしてます。^^
周囲を適当に押さえてみました。
初めてやりましたが結構簡単に変形するもんですね。
まぁ分厚くなるともっと難しいのでしょうがこの程度なら何のテクも不要なようです。
なお革の厚みは1.5~2.0mm程度です。
あっ、この板久しぶりに見た。
部屋の中で使えそうなものを探してたらこれが出て来たんだけど、
昔ダイソーで買ったものだ。6mmのPP板なんて今じゃどこにも置いてないんじゃないかなぁ?
もしまだ売っていたらまた買い溜めしたいなぁ。
板で挟まれて乾きが悪いので、数時間たったところでドライヤーを使いました。
綺麗に型が付いていますね。
この方法は意外といいかも。
あぅ(;´Д`) 茶色の床磨きに使った棒で型付けてたら色が移ってしまってた。
消しゴムでも消えないし困った。失敗した。手抜きすぎた。
さて次は蓋の閉じ方なのだが、
手が少々不自由なので硬いホックは使い辛い。
マジックテープをご希望だったのだが、多分そんなに使いやすいとも思えない。
こういう場合は多分だが、マグネットがいいんじゃないかと思う。
100均でマグネットホックを買ってきました。
差し込み式ですね。あと縫い留めるタイプもありました。
カシメ式のものが欲しかったのですが、100均には置いていませんでした。
Amazonなら手に入りますが、今回はちょっと早く作る必要があったので100均の差し込み式で妥協する事にします。
スマホが傷つかない様に革を貼り付けておきました。革は薄く削いであります。
こちらは見えない部分なのでこれでも問題ないですね。
蓋側です。めちゃ不細工(;´Д`)
直接差し込んで表に飛び出した金具の上に何か飾りでも貼り付けるかとも考えましたが、使えそうなものを何も持っていないのと、今回は機能中で見た目はお構いなしのお墨付きをもらっているので手抜きで行きます。
薄く削いだ革片にホックを取り付けて貼り付けました。
こんな感じですね。
カシメタイプだと苦も無く綺麗に仕上がったんだろうなぁ。
裏です。
ここも本当は片面フラットなタイプを使った方が良いのでしょうが手持ちがなかったので両面とも出っ張ってます。
スマホに傷がつかないと良いのですが、まぁ余裕を持たせた厚みにしてあるので大丈夫かなぁ…?
ナイフシースの失敗で学習したので今回はGボンドクリアでくっ付けました。
作業に集中しすぎて写真撮るの忘れてました。^^;
菱目打ち、縫い上げ、コバ磨き、ニーフットオイル仕上げまでやって完成です。
ヒシメは4mm、糸はダイソーの白を使っています。
汚れが付いていた箇所ですが少し目立たなくなってきました。
エージングが進めば全く分からなくなるはずです。
ヒシメ4mmはちょっと細かすぎたと後悔です。
縫うのに時間が掛かりました。
5mmぐらいがちょうどいいかも。
ダイソーの蝋引き糸は気に入っているのですが、カラーバリエーションが黒、こげ茶、白の3種類のみなのがちょっと残念。 太さも1種類のみなのかな?
それとヒシメ4mmだともう少し細い糸を使ってみたかったですかね。
縫うときの糸の長さですが、途中で足りなくなるのが怖かったので縫う全長の2.3倍ほどにしたのですが結構余りました。
革も薄いので2倍強で十分だったのかな? 経験を積んで無駄の少ないようにしたいものです。
今度Amazonでカラーバリエーションのセットを1つ買ってみようかと思っています。
ベルト上での可動域を大きくなるかとずらして取り付けています。
って事で手抜き仕様と有り合わせの部材という事もありますが、
反省点の多い作品になってしまいました。
まぁ当初の要件はすべて満たしているのでじいさんは喜んで使ってくれています。
なので一応成功って事にしておきます。^^;
コメント