スマホ液晶交換 OPPO A73 4G (CPH2099) を分解してみる バッテリー交換、液晶パネル交換

修理・メンテナンス

厨房の小まるむし(♀)がスマホを雑に扱い液晶を割ってしまった。
雑に扱うわりにスマホのデータは救済したいと騒いでいる。


ひび割れだけで何とか見えるなら、デバッグモードでデータの吸出しもできようが画面は真っ暗だ。^^;
ブラインドで操作してみると反応してるっぽい振動が伝わってくる。

こういう場合、機種によってはUSBからHDMIに変換してTVなどに表示する機能なども存在するが試したことはない。

そもそもこの機種って何?


OPPOという事は解る。カメラの形状からA73と判明。
しかしこのスマホは型番とか一切書いて無いのな(-_-メ)
最近はこういうの多いのか?

とりあえずAmazonで液晶パネルの入手が可能なのか調べてみた。

ざっとみたところ、A73、A73 4G、A73 5Gと3種類はあるようだ。
いや、どれか分からんよ!
パネルの裏の配線などは特徴があるようなので現物と見比べればすぐに分かるか。
交換するにしてもどの道分解することになるし、分解に失敗したら部品が無駄になるのでまずは分解だ!!(*’ω’*)

ってことでようやく本題です。
タイトルには型名書いてますがこの時点ではまだ分かっていませんでした。


使用する道具ですが、液晶パネルを買うと工具が付属する場合もあるようですが、今時点で何も持っていないのでこれを使ってみました。
シックネスゲージ(隙間ゲージ)
本来は隙間を測る道具ですが、あらゆるサイズの板があるので便利かと。

この辺から攻めてみましたが、0.2mmぐらいが使いやすかったです。
ガラスが割れているので怪我しないように手袋はめてグリグリやってます。


反対側はSIMスロットあたりが柔らかくて攻めやすかったです。


今時の薄い筐体は初挑戦という事もあり、なかなかムズかったですが何とか角を開ける事が出来ました。
ここまでくればもう大丈夫ですね。


開きました。
バックパネルに配線はありませんでした。


上部のカバーを取ってみます。
念の為ねじを配置通りに並べましたが長さに違いは無いようなので後でまとめて袋に入れておくことにします。


おっとこんなところがシールされていました。
ピンセットで剥がします。


カバーはツメでも止まっているようでしたが、なかなか外せないと思ったらここにもネジがありました。封印されているので見落としていました。


ってことでネジ9本が正解ですね。


カバー取れました。


電池が接続されたままの作業は危険なのでまず外します。
上部のカバーを外したのはまず電池を外すためでした。

A73 4G、A73 5Gだと電池の後ろに配線がある様なので電池を取ってみます。
電池交換の練習にもなるしね。


ここ引っ張れ!って感じの緑色のタブが付いているので引っ張りますがメチャ固いです。

※ヘラを突っ込んでグリグリやりたいところですが絶対ダメですよ。
電池に傷が付いたらめちゃ危険です。

※後に判明しますがパネル交換だけなら電池を剥がす必要はありませんでした。^^;

 

何とか捲れましたが少し変形しているような...やっちまった(^▽^;)
手を抜かずドライヤーで少し温めればよかったかな。


分離完了。本体側の黒いシールまで捲れたようだがまぁ問題ないだろう。
シール剥がし剤を使ってもよかったかもしれないけど、粘着剤が無くなると元に戻す時困るのでやっぱ温めるのが正解なのかな。


Amazonで見たA73 G5の配線みたいなのがあるな


ちょっと捲ってみた。
あっこれは簡単にはがせるわ。


配線を辿って下のカバーを取ってみます。


またもや封印されたネジがここに。


ネジは9本でした。長さの違いも無いのでまとめておきます。


上部カバー同様にツメで止まっているような感触がありました。
でもまぁ簡単に取れました。


先ほど捲った配線の先はコネクターでした。
ありゃ?
基板と基板を繋ぐ配線だったようです。
では液晶の配線は?


表に伸びている配線発見!

この時点でようやく機種名確定です。
OPPO A73 4G (CPH2099)
※後に空箱が発掘されてあっさり機種判明するんだけどね。^^;

さて次なる難関は、液晶パネル外しです。


導電性金属メッシュらしきものが貼り付いているのでピンセットで剥がそうとしたあっさり崩壊しました。
めちゃ脆いです。^^;


リムーバー使いました。
使った後で揮発性の溶剤にすれば良かったと後悔しましたが、
綿棒で丁寧に塗ったのでまぁコネクタへの悪影響はないでしょう。


メッシュが綺麗にはがせたのでコネクターを外します。


ガラス面もなかなか厄介ですね。
割れたあたりから攻めました。
0.25mmのシックネスゲージでは厚すぎるので0.13mmに変更です。
苦戦しましたが何とか差し込めました。

後は少しずつ移動して広げていきます。
もうちょいという処で問題発生。
赤いシリコンゴムが邪魔でコネクタが抜けません。


赤いシリコンゴムは基板の下なので基盤を外しにかかります。
アンテナ配線のスナップを外します。
指紋センサー?らしきもののコネクタも外します。


基板は簡単に取れました。


こいつが邪魔をしていました。防水用ですかね?


液晶パネル分離完了!


基板部拡大


液晶パネルは接着なんですね。
見たところ軟質接着剤(ゴムノリ?、シリコン?)
ガラスの残骸が残ってしまったので綺麗に取り除いておきます。

ようやくパネル交換が出来る状態まで分解できました。
液晶パネル交換の目途が立ったので部品を発注しておきます。


レビューも付いていない怪しげなものですが選択肢が無いので一か八かで注文します。
値段は、4158円でした。

次回は本当に液晶パネルの交換を行います。

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