初めてのレザークラフト 手始めにベルトを作ってみた

レザークラフト

最近ナイフを買ったのだが、左利き用のシースが無いのでレザーで作ろうと思う。
しかしレザークラフトは今までやったことが無いし道具もないので、とりあえず練習がてら道具をそろえながらベルトを作ってみようと思う。

ちなみにいつもの様に習ったことも無いので完全に自己流です。
お手本になるような事は書いていないのでそのつもりで読んで下さいね。^^


とりあえず素材も何も無いのでヌメ革をベルト素材を買ってみた。


38mm2本で3280円でした。
1本でよかったのだけどこれが一番安かったのだ。


結構ちゃんとした革に見えます。
素人なので善し悪しはよくわかりませんけど...


厚みは3.6mm前後。
部分的に厚みのばらつきが0.5mmほどありましたがベルト用としては気になりません。


とりあえず先っちょの整形してみます。
革用の刃物は持っていないので肥後守で整形^^;
実際やってみると革用の刃物(押切刃)がやり易そうだなって感じでした。


って事で後の話ですが、オルファの別たちというものを買いました。


値段も高くないし、スクレーパーとして使えるのでこれは買っとくべきかな。
なお左右対称の刃先なので左利きでも問題無し。
但し、刃の形状がそんな感じなので刃先が垂直になるように傾けて構える必要ありです。
薄い革なら判りませんが、3mm以上あるので傾いているのが目視で判りました。
後にヘリ落しとヤスリで簡単に整形できるので、切るのが苦手なら気にしなくてもいいかも。


全体の長さを決めてカットして終端の整形。


エッジはヤスリでも整形できそうですが、綺麗に仕上がりそうにないのでへりおとしを購入しました。


クラフト社 革工具 へりおとし No.1 0.8mmです。
0.6-1.0mmあたりがメジャーなようですね。
ベルトは厚い革なのでおそらくは1.0mmあたりが適正なのだと思います。
お店に置いていたのが0.8mmだったので、まぁこれが一番利用頻度が高いサイズなのだろうって事でとりあえず買ってみました。^^;


ふむふむ(‘ω’) こんな形状をしているんですね。
作りは結構荒いですね。使ってみると一応切れますが長くは持たない感じの切れ味でした。
ちなみにこんな特殊な形状の刃ですが、簡単に研ぐことができるらしいです。


クラフト社製のへりおとしには、1ランク上の物があって切れ味もよさそうですし、
刃を研ぐための道具(金属棒とサンドペーパー)が付属しています。


バックルへの取り付けは、ベルトを折り返してジャンパーホックを付ける予定なので、
型を付けるために折り曲げ部分を濡らしてみましたがなんだか結構シミになりますね。
部分的に湿らすのは良くないようですね。とりあえず濡らすのは止めておきます。
着色する予定なのでこの程度のシミは消えるかと思います。


ベルトの穴位置を決めておきます。
腰に巻いてベストな位置に1つ決め、そこから前後に2.5cm間隔に2つづつ印を付けました。
穴はいつ開けるのが正解なのか判りませんが、この後染色するので穴の周りが色むら出てしまうような気がするので穴は開けないことにします。


サンドペーパーで微妙な整形をしました。
番手は400~600番あたりが良さそうかな。


エイジングが進めばいい感じの色になると思うけど、
それまで黄色いまま使うのは嫌だったので着色します。
色名は、コードバン


乾いた革に色を乗せると吸い込みが急すぎて色むらになりやすいらしいので全体を湿らせておきます。


1回目、絵筆で塗ってみました。
なんじゃこりゃ!ムラムラですね。^^; なお染料は2倍に希釈してます。


良いもの見つけました。食器洗い用スポンジ!
2回目以降これを使いましたがめちゃ塗り易かったです。これおススメだな。もしかしらみんなやってるのかな?


3回塗りました。
ムラは無くなりましたがかなり濃くなりましたね。
今回はこの色が希望通りなのでOKですが、薄くしたい場合は塗り回数は減らさずに希釈倍率を変えてやるのが良さそうですね。


途中色むらがありますが薄い部分に集中的に塗っても濃くはならなかったので革質の問題なのでしょう。


裏面の床処理しました。


使用したのは、トコノールの茶 です。
どんな色になるのか見てみたかったので無色では無く茶にしました。
銀面がこの色でもいいんだけどなぁ。これで着色するってアリなのかなぁ?ナシなのかなぁ?

写真を見ると染料が裏面にところどころ付着しているのが見えます。^^;
全体の作業順序がわからず適当にやっていますが、この失敗を見ると裏面の床処理を先にやった方がいいのかな?って気がします。


ちなみに床磨きには、分厚いガラス板なんかを使うらしいのですが、そのへんに転がっていた樹脂製のコップの縁で磨きました。
でもまぁ確かに板状の物の方がやり易い作業ですね。


コバは着色後にトコノールで処理。


色止めを期待してオイルを塗っておきたいので、手持ちのオイルで使えそうなものを探してきた。
革ジャンの手入れに使っているミンクオイルだ。
塗りすぎるとべたつくので薄く塗って艶を出します。


試しに先のほうだけ塗ってみたが良い感じに艶が出たので使えそうだな。
全体に塗っておきます。


ヌメ革の保護とエイジング促進にはニートフットオイルが良いみたいですね。
ヌメ革は簡単に汚れが付着するのでこれ必須ですね。
シース作る時は着色しないのでこのオイルを使う予定です。


バックルへの固定はジャンパーホックを使いました。
バネホックではちょっと固定力が弱いかなと。
サイズは15mm、革が2枚で7mm強あるので足の長さからこの大きさになってしまいました。


打ち具は、SEIWAの大を使っています。


メタルプレートは持っていないので、固い木片の上で打ちました。
メタルプレートは無くても打てますが、あった方が頭の変形の心配が少ないのであった方が良さそうですね。
木片をホック型に彫り込むだけでも十分な気もするので今度作ってみます。


てな感じで何とか完成しました。


細工部分の様子
バックルは昔買ったものです。
ネットで調べるとビンテージ品として扱われていました。
まぁ確かに40年以上前の物なのでそう呼ばれても仕方ないか^^;

穴あけポンチはダイソー製です。
2,3,4,5,6,7mmあたりが2本で100円なのでまとめ買いしておくといいですね。
これで十分綺麗な穴があけられます。
(10mm以上の穴になるとちゃんとしたポンチを使わないと凄く力がいるんだけど、この程度の穴なら力技で綺麗に開きました)


先っちょ。

道具を色々と買ったので高くつきましたが、まぁまぁ面白かったです。
初めての割に綺麗(使っても恥ずかしくないレベル)にできたんじゃないかと思っています。
レザー製品は好きなのでちょっと色々と作ってみようかな。

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