ヤフオク ジャンクの不動品 ハンマードリルを落札して修理してみた Max PK-R263 その4 整流子修理 手抜き編

修理・メンテナンス


ヤフオクで気の迷いで落札したジャンクのハンマードリルですが、
スイッチの故障ぽいっという事だったのだが、いざ分解してみると整流子(コミュテータ)がクラッシュしていた。


とりあえず他の部分に異常がないことを確認したいので、分解して目視確認したところ問題なさそう。そこでこの整流子を応急処置して、きちんと修理すれば動くことを事前に確認したいと思う。

苦労の末にカーボンブラシは準備したが、このままでは動作確認はできないので、
とりあえず動かせる状態にまで修理してみたいと思います。


なかなかの惨状ですね。


本体分解の際に転がり出て来た端子です。
強引ですがちょうど良い材料が無いのでこれを整形して応急処置の部品にします。
上手くいけばそのまま使い続けられないかとひそかに期待もしています。^^;


とりあえず形を整えてみました。
わずかに残った端子はハンダ付けしています。

さてどうやって固定するか?
接着剤を使う事になるが硬度と作動時の最高温度が気になる。
何を使えばいいのか.....
思いつくのは2液のエポキシ接着剤だが、強度的にどうなんだろう?
高温になってしまったら溶けないか?
少々心配なので新たな接着剤を調べてみました。


ちょっと奮発してこんなものを買ってみました。
スリーボンド 高耐熱用エポキシ系接着剤 TB2088E 100gセット TB2088E
100g 2300円のちょっと高価なエポキシです。

初めて使います。
常温硬化型ですが、100℃程度に1時間ほど晒すと最高強度になるらしいです。
高温に晒すわけでは無いですが、高温時に脆くなるのではなく、
逆に強度が増すという特性であれば、使って安心な上に常温で一応硬化してくれるので通常のエポキシと同じ使い方ができるというところがポイントかと思います。

エポキシと硬化剤の混合比は4:1です。
0.001gまで計量できるジュエリースケールで計量し正確に混合しました。


隙間から流し込んで24時間硬化待ち。
結構遅いタイプですね。

翌日チェックしてみるとちょっとベタついていました。
硬化剤はちょっと多めに入れた方がいいのかな?
それとも加熱しないとなかなか固まらないのかなぁ。
まぁ一応固まっているので研磨しますけど。

テストで軽くライターで炙った部分がカチカチのサラサラになりました。^^
ヒートガンなどでちょっと過熱してやるだけでも硬化は促進するみたいですね。

 


研磨しました。
んんん。。。さすがにへぼへぼの端子を再利用したのはまずかったかなぁ。
かなり歪な状態ですがこれ以上の研磨は厳しいのでこれぐらいにしておきます。

さてこれに整形したカーボンブラシをセットして動作確認してみます。

結果! 動きました!( ̄▽ ̄)
スイッチも一度分解してしましたが問題ないようです。
ドリルーモード、ハンマーモードなどの切り替えスイッチなどもテストしてみます.....

が、整流子のあたりからものすごい火花が出ていてボディーから透けて見えています。
やっぱ雑な仕事が不味かったな。^^;

と思いつつテストしていると突然停止してしまいました。
落札した時と同じ状態だ。....ヤバい....


逝っちゃいました。(T_T)


こちらも逝っちゃいました。(T_T)
完全に振り出しに戻りましたね。^^;

とりあえずきちんと修理すれば動くという事が判ったので良しとします。
次回、本気モードで修理します。^^

 

コメント

  1. ojisan より:

    あービックリです

    実は自分は、以前電動工具の修理をしていましたんですが
    アマチュアの修理って、やったことありません
    せいぜい整流子を旋盤でサッと削るくらいです

    でも、凄いですね 尊敬しちゃいますし 治すんだって根性が凄い
    もう完全に趣味の世界ですね 頑張ってください

    • まるむし より:

      周りには買う余裕がないから、自分で作ったり修理するんだといっているのですが、趣味の域なんですかねぇ。^^;
      まぁ時に修理に使う工具の方が高い場合もあるのでそうなのかもしれませんね。

      しかし旋盤持っているんですねぇ。いいなぁ…..
      いつか材料に使えそうな部品を拾ったら旋盤もどきを作ろうとは思っているのですがいつになるやら。

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