電動ドリルのトリガースイッチを分解してみた Max ハンマードリル PK-R263

分解


トリガーを引いても反応が無いって事で出品されていた不人気なジャンク品。
今日はこいつのトリガースイッチを分解してみます。

スイッチが壊れてるんじゃないかという情報を信じて分解を決意。
しかし他の部位にも問題を発見し、スイッチの可能性は激減したのだが興味本位で分解を強行しました。^^;


583748-05が型番の様です。
端子番号は4,6があります。
回路図もありますが正直あまりよくわかっていません。
3,4-6,7の部分は正転、反転の切り替え回路ですね。


裏面の端子です。
端子は3,7,M2 M1、M1*もあるな横から出てるラインか?


ACのラインは下から突っ込まれているので開いている窓からマイナスドライバーを突っ込んで端子を少し浮かせてやれば簡単に引き抜けました。

さて分解ですが....可逆的な分解はもうできません!
本体は地獄です。(*´Д`)
なのでここからは先は破壊行為に他なりません、もしかしたら後戻りできないかもしれませんが強行します。


ふーっ! 開いた。
一応ツメのようなものはありましたが組み立て時の仮止めのようなもので周囲は完全に接着されていました。


回路部です。
下の黒いバーの部分には、トリガー側の端子がブリッジした状態でスライドするようになっています。
この部分でアナログ的に回転数を変化させています。


半導体の型番は、151S8 ですね。


物理可動する端子達。反転回路の部分ですね。
なんとか保持していますがスプリングが入っているのでいつはじけ飛んでしまうかもしれません。
下から刺さっている線は、コンデンサーのもの。
刺さっているだけなので簡単に交換できることは判りました。

目視のチェックなので回路部の異常は判りませんが、浸水などによる端子の腐食などはありませんでした。
このスイッチは正常動作品の可能性が高いですね。クリーニングの必要も無しです。

となると元通り組み戻さないと新品を買う羽目なるかもしれません。^^;
がんばって元に戻します.....


トリガーのスプリングが強力なので超ムズイです。
がんばってここまで戻しました。
ところがこの状態からふたを閉めようとするとスプリングが飛び出してしまい崩壊が始まります。
( ,,`・ω・´)ンンン?


指を掛けるところ取れました。引き抜くだけでした。^^;
これでようやく閉めることができます。


苦闘の末、ようやく封印。
しかし破壊開封しているのでこのままでは自然崩壊してしまいます。
妙案が無いのでとりあえず瞬間接着剤で封印しておくことにします(汗)

てことで、トリガーの可動部にはフエルトが入っており、埃や水が入りにくくなっているので通常使用で内部が汚れることはほとんどない様でした。(スパークによる接触不良はあるかも…)
また封印されているので素人が勝手に開けるもんじゃないって事も判りましたね。^^;

元に戻せてよかった.....

コメント

  1. ojisan より:

    凄い、よくここまで分解しましたね
    プロでもここまではやらないと思いますよ
    でも、中はきれいですね もっとぐちゃぐちゃかと思いましたけども
    ときに、このハンマーですがちゃんと動作しましたか??

    • まるむし より:

      コメントありがとうございます。

      スイッチは封印されているので、私も初めてばらしました。

      本体はジャンクという名が相応しい品でした。(笑)
      また記事にしますので読んでいたけると幸いです。

タイトルとURLをコピーしました