BIOS設定で、起動ドライブが表示されない。ブートデバイスが見えない。というケースの解決方法
Intel CPU 第8世代 Coffee Lake から第11世代 Rocket Lake へのハード周りをグレードアップする際の話です。
具体的にはマザーボードとCPUの新調ですね。
第10、11世代のCPUが対象なのですがこれが曲者でした。
ボードを組み替えてBIOS(UEFI)を起動するとブートドライブが見当たりません。
Storage情報には、AHCIとしてHDDが認識されています。
(このドライブは移行前はCドライブのブートドライブでした)
ところが右側の起動優先順位のリストには何も表示されていません。
今回の問題で半日潰してしまいました。((+_+))
同様に悩まれている方もいるだろうと思うので、詳しくは解説できませんが要点だけでもメモっておきますね。
解決方法 その1
ブートデバイスのブート形式の問題で、形式がGPTの場合はUEFIなのだが、
MBRの場合はBIOSということなのだが、この世代のマザーボードはデフォルトでUEFIらしいのだ。
解決方法としては、CSMがDisabledになっているのでEnabledに変更すればOKだ。
これで設定を保存して再起動すればデバイスはリストされます。
解決方法 その2
ところが! 解決方法 その1に従って設定を変えようとすると....
CSMの設定がグレー(変更不可)になっている事がある。
これは決してどこかの設定が間違っているのではなく仕様らしい。
解決方法としては、グラフィックボードを拡張してそちらから表示する事だ。
Intel系CPUの場合、グラフィックが内蔵されているため、ビジネス用途ならグラフィックボードを拡張しないケースも多い事だろう。
Windows10のマスターUSBもブートデバイスとして認識されない状況なのでお手上げである。
まるむしも古いグラボを引き抜いてセットアップをしていたので、どっぷりこのトラップに引っかかって悩んでしまいました。^^;
試しに外していたグラボを挿してモニター出力を切り替えると、ご覧の様に変更できるようになったと言う訳です。
何ともマヌケな仕様のように思いますがしょうがないですね。
グラボを用意しましょう。
(なお設定後でもグラボを引き抜くとまたDesabledに戻ってしまいます)
解決方法 その3
そもそもGPTではなく、MBRになっているからブートできない訳で、
予めGPTに変換しておけばこんな問題は発生しなかった。
ということで、解決方法は事前にシステムディスクの形式をGPTに変換しておく。
変換方法ですが、一番簡単なのはそういうことが出来るツールを購入する事でしょうか。(すぐにいくつか見つかりましたがすべて有料でした)
しかしたった1回の為にツールは購入したくないという方も多いでしょう。
実はWindows10に変換用のコマンド(MBR2GPT)が用意されています。
シェルコンソールを使い慣れない人には敷居が高いかもしれませんが、作業自体は簡単です。
実際にやってみましたので後日紹介します。
実際にやってみましたので下記の記事をご覧ください。
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