680W 定格30分
鋸刃:165*20mm
切込深さ:55mm
回転数:4800min-1
外見からチェックします。
カバーが結構破損してますね。落としたのかな?
このカバーの接着は難しいのでとりあえず瞬間接着剤で誤魔化しておきます。
ちょっと動かしてみます。
モーターは快調に回って、ノコ刃も回転しています。
壊れてない?と一瞬思いましたがすぐに症状が確認できました。
木を切ろうとすると刃が当たった瞬間に止まります。(けどモーターは回ってる)
軸がやられてるんですね。とりあえず分解しましょう。
モーター抜けちゃいました。
先にブラシを取っておかないとブラシを割ってしまう事があるのですが忘れていました。^^;
シャフト周りの部品ははめ込みが多いのでプーラーを使って引き抜きます。
がっちり入っているのでマイナスドライバーで抉た程度では抜けません。
モーター関係を弄る時、プーラーは必需品かもしれませんね。
この中が空回りの箇所になります。
ギアボックス?って呼んでいいのかな?
ネジをとると開きます。
どうやらこのギアが空回りしているのが原因だったようです。
なんで空回りするんでしょうね?
ギアが付いたシャフトを取り出し、C形スナップリングを外し、
またブーラーでギアを引き抜きます。
ぐげぇぇ! 半月キーが無残に千切られてます。
どんな醜い使い方したらここまでのダメージを与えれるんだ?
千切れた状態で回し続けているのでシャフトも傷だらけです。
破片を取り出して並べてみました。
だいぶすり減ってますね。^^;
交換が必要なので、採寸して元の大きさを推測します。
直径?:9mm
厚み:2.4mm
よく似た半キーを探すと2.5mm*10mmというのが一番近かったのですが、これだけ取り寄せるのに送料を払うのは嫌なので作ることにします。
材料は、鉄丸棒(9mm)ホームセンターなどで簡単に手に入るサイズです。
(丸棒は6mm,9mm,13mmがメジャーですね)
軟鉄なのでどの程度持ちこたえてくれるのか判りませんが、今回はこれでやってみます。焼き入れもせず軟鉄のままなのでちょっと心配ではあります。
鋸で適当に切ったラフ状態で2.4mmでした。ちょっと薄いですがまぁ大丈夫かな^^;
いい感じの大きさまでグラインダーで削り落としました。
半分以上削ったので半径はやっぱり10mmが正解だったっぽいですね。
一回り小さくなっちゃった感じですね。
それでも填めてみると収まりが悪いので更に手やすりで微調整。
荒れたままではうまくギアが入らないのでシャフトも少し磨いておきました。
あんまり磨いて緩くなっては元も子もないのでほどほどに。
半月キーがガタついて少々手間取りましたが何とか填まりました。
キーの大きさが適当なのでちょっと心配ですが、空回り防止の突起ですからまぁ大丈夫かな?
こちらが新品。
ホームセンターに売っていたスナップリングセットの中にちょうど良い大きさのものがありました。
分解と逆の手順でどんどん組み立てていきます。
これだけ潰れていると、もしまた分解する事があると苦労するかも...
交換したいが標準の皿ネジより頭が小さいようです。
小頭のものを探したのですが置いておらず、一番近いものがこちらでした。
サッシ用のステンレスネジ M5 12mm です。
ちょっと頭が小さすぎる気がしますが使用上の問題ないでしょう。
もうすぐ完成のところで新たな問題に気が付きました。^^;
ベアリングを先に填めておかないとロック用のスプリングが入れられない....
今更ですがこちらについたままになっているベアリングを抜いて....
ロックレバーの下にセットしてからモーターシャフトを突っ込みます。
よしよし、これでOK。
あとはモーターのシャフトを突っ込んでねじ類をすべて締めれば完成!
汚れも落として復活! ^^
でもなんかブレーキほとんど効いてないなぁ
ところで丸鋸のブレーキってどういう仕組みだ? そういえば知らなかった^^;
分解の際、機械的なブレーキは無かったと思うので電気的なものなのだろうなぁ。
モーター閉回路で発電すると負荷抵抗になるからその辺の原理使ってるんだろう。
それはさておき、カバーの強度にも不安があるし、
ベースがスチールで傷だらけなので手道具としては使いたくないぞ。
って事でそのうち丸鋸用の便利治具でも作って専用に改造しようと思います。
とりあえず今回は復活してめでたし!という事で。^^
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