LC3111 互換インクと自分で詰め替えどちらが得なのか計算してみた Brother DCP-J987N 互換インク リセッター

去年の暮れにBrother DCP-J987Nを買いました。
もっと早い時期にDCP-J978Nを買おうとしていたのですが、新型コロナの猛威に生産工場なども影響を受け、市場では品薄になって価格が高騰するという妙な現象が起きてしまい購入を保留していました。
たびたび蘇生手術をしているCanonのMG6130も健在ですが、急を要する印刷もあることから確実に動くプリンタも用意しておく必要があったので新型が出たタイミングで購入したという訳です。

余談ですが、BrotherのプリンタはLinux用のドライバがよくできているのでLinuxユーザーにはお勧めです。
他社製も一応使えますがお世辞に使い物になるとは言えないものばかりです。

さて本題です。
なお調査した価格はすべてAmazon価格です。

型番種類容量価格
インクカートリッジ(黒)LC3111BK顔料10ml973
インクカートリッジ(シアン)LC3111C染料7.5ml973
インクカートリッジ(マゼンタ)LC3111M染料7.5ml973
インクカートリッジ(イエロー)LC3111Y染料7.5ml973

純正インクカートリッジの情報はこんな感じです。
容量は公表されていなかったので補充インクからの推定値です。

型番価格単価
純正インクカートリッジ4色パックLC3111-4PK3755939/本
互換インクカートリッジLC3111-4PK互換1500375/本
最安互換インクカートリッジLC3111-4PK互換918230/本

互換インクは平均的なものでも純正の半額以下で売られています。
最安で見ると1/3以下のものもありました。

型番価格単価
サンワダイレクト 詰め替えインク
※約9本相当(BK:30ml、CMY:15ml)
300-LC3111S4R5780642/本
(リセッター120回)48/リセット

リセッターを使ってICチップをリセットし、インクは自分で詰め替える場合を考えてみます。
1本あたりのコストは、付属のインク容量から計算しています。
純正の2/3程度になりますが非純正のリスクと手間を考えると付属のインクだけでこのセットを捨ててしまうのは賢明な使い方ではないですね。
この商品はほぼリセッターの値段と考えるのが妥当です。

ここで問題になるのがリセッターの有効回数です。
昔のリセッターはリセット放題だったのですが、最近のリセッターはどれも有限回数に制限されているようです。
(誰かリセッターのリセッター作らないかなぁ?^^;)
リセット単価は、インク代はオマケ程度と考えて、リセット回数から計算しています。

もしこの商品を購入した場合、インクが無くなったらどうするのか?
ですがネットで補充インクのセットを購入する方法と100均で購入する方法があるかと思います。

価格単価単価+リセットコスト
補充インクセット 各100ml(計400ml)1780145/本193/本
100均インク 各25ml*4set(計400ml)1760143/本191/本

補充インクは、ノーブランドの謎インク価格です。
単価は全色同時に無くなるとして合計量の32.5mlから計算しています。
最終的にはリセットの必要があるので、リセット代48円が上乗せされます。

これを見ると予想外だったのですが、
100均で必要になった分だけ補充インクを買ってもコスパは変わらないことが判りました。
いつ壊れるかもしれないプリンタのインクなので、こまめに補充できる100均のインクはありがたいですね。

まとめです。

単価
純正インクカートリッジ973
互換インクカートリッジ230~375
リセッター&100均インク191

リセッターが有限回数になっていることで詰め替えのお得感が無くなり、互換インク価格に接近しています。
プリンタの寿命までにリセッターを使い切らなかったり、リセットに失敗して何回もリセットした場合はとんでもなく高いものになるかもしれません。

リセッターを使った詰め替えの時代は終わったのかもしれませんね。

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