WP UpdraftPlusプラグインで不要なバックアップファイルが削除されない問題 回避方法

WordPressメモ

UpdraftPlusというのは、Wordpress用のバックアアッププラグインです。

以前、無料利用でも実用性が高いものという条件で、代表的なバックアアッププラグインを何種類か評価しました。
他にも優秀なものがありましたが、低スペックで条件の厳しいサーバーでも正常に動作したのはこれだけでした。(CPUの占有率、1ファイルのサイズ制限、PHPのバージョンなど)
それ以降このプラグインを使用しているのですが、しかしいつ頃からか、もしかすると最初からなのかも知れないが、バックアップ保存の上限を設定しているにもかかわらず、バックアアップファイルの削除がされないという症状が続いている。


毎日バックアップ(最大保存数5日分)という意味のバックアップ設定


しかし実際はこんな風にまったく削除されていない。
おそらくサーバーがパンクするまで溜まり続けるはずです。

0101.792 (0) Prune old backups from local store: nothing to do, since the user disabled local deletion and we are using local backups
(ユーザーがローカル削除を無効にしており、ローカルバックアップを使用しているため、何もできません。)

UpdraftPlusの実行ログを見るとこんな1文が出てきました。
削除サイクルを設定しているにもかかわらず、削除無効の設定をしていると言ってます。

これはもしやバグ? だよね?

バグ回避方法を考えてみました。


UpdraftPlusの「設定」タブの中に「エキスパート設定」があるのでこちらを開きます。


「ローカルバックアップの削除」にチェックを入れます。

Check this to delete any superfluous backup files from your server after the backup run finishes (i.e. if you uncheck, then any files despatched remotely will also remain locally, and any files being kept locally will not be subject to the retention limits).
これをチェックすると、バックアップの実行が終了した後、不要なバックアップファイルがサーバーから削除されます(つまり、チェックを外すと、リモートで送信されたファイルはローカルにも残り、ローカルに保存されているファイルは保持制限の対象にはなりません)。

仕様ではなくバグだとすると、このあたりの判定ロジックに問題があるようです。
FTPなどで別のところに転送設定している場合は正常に判断されているのではないでしょうか。
だとするとローカルバックアップのみの運用で発症する現象かもしれませんね。(面倒なので検証はしていません)


チェックを入れてバックアップしてみました。
設定した回数分を残して削除されています。

ってことで回避方法は、
「ローカルバックアップの削除」にチェックを入れる。
です。^^

余談ですが、バックアップファイルの保存先は、/wp-content/updraft/の中です。
ファイル名にタイムスタンプが書かれているのでどれがセットかはすぐにわかります。バックアップファイルはFTPなどで手動で削除しても大丈夫です。

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