狭所で六角ナットを回さなければならなくなったのだが、
スパナでは脱着を繰り返すことになり非常に作業効率が悪いためラチェットモンキーを買ってみた。
良品を吟味する暇もなく急遽近くのホームセンターで買ったのだが、
結論から言うと失敗だった。(><)
ちなみに購入したのはこちら。
ファーステック ラチェットモンキー 150mm 15FT-AR0630-5
確か2千円程度だったと思う。
この製品に限らず仕組みは同じだと思うのだが、
このラチェットモンキーは柄と頭の部分が一方向に少し折れ曲がることにより、ロックが外れて可動式の下あごがフリー状態になるという仕組みです。
フリー状態での掴む強さは構造部のスプリングの強さ次第という事になります。
開口幅調整ネジの横にあるスライドロックでラチェット機構のON/OFFが可能になっています。
一見便利そうなのですが何が失敗かというと....
ラチェット機構のON/OFFするこの部分が、作りが非常に甘く簡単に移動してしまいます。親指が当たったりするので簡単に動いてしまうのは困りものです。
開口幅ですが、0mm~なので小さなナットも掴めるのですが、
小さいナットではスプリングの強さに負けてラチェットが機能しません。
ある程度(M8とか)の大きさ以上で初めてまともに使える感じです。
なお大きな六角であっても手で回せる程度の緩さだと機能しません。
(まぁそこはどんなラチェットでも同じなんですけど)
もう1点は、ラチェットというと小刻みに動かせるというイメージなのですが、意外と広範囲な空間が必要です。
冷静に考えれば分かる事なのですが、ラチェット機構が組み込まれているのではなく、口を開いて滑らす仕組み(6回で一周)なので60°以上のストロークが必要です。
狭所向きじゃないですよねぇ^^;
今回はよく考えずに買ってしまいニーズに合わない買い物をしてしまいましたが、古びた機械やバイクのメンテナンスでは割と便利かもしれませんね。
ちなみに配管系の作業時に使うと結構出番は多いですよ。^^
コメント