数カ月前に修理したはずのファンヒーターが故障で舞い戻ってきた。
センサーがまた汚れるのは少々早すぎる気がする、別の原因だろうか?
運転させてみると確かに「E0」とエラーがでる。
点火しようと放電している音はするが、なかなか着火しないようだ。
E0 | 点火しない(不着火) |
た、確かにその通りです。^^;;
ともかく分解してみていきましょう。
中盤までの分解手順は以前紹介しているので省略しますね。
前回はこの辺まで分解してセンサーと放電棒を磨いてエラー解消しました。
センサーの磨き方が雑だったんでしょうか?
いやいやそもそも着火しないので燃焼系だよね。
なななんだ!?
ノズルのみ? ん?この形状は….そういうことか
ベンチュリ効果ってやつですかね。
ノズルは固定で若干埃が付いていますがノズルの先端は綺麗な状態でした。
配管内の詰まりもありませんでした。
1段目の網のキャップを取りました。
アルミ箔をめくって取り出します。
こんな感じ。 汚れは無いですね。
この部品がどのように機能しているのかは知りません。^^;
釜です。 若干の汚れはありますが燃焼の邪魔になるようなものはなさそうです。
フィルター目詰まりかと思いましたが綺麗です。
コイルが巻いているって事は、電磁バルブで燃料のON/OFFしているようです。
微調整は送風ファンの回転数で制御しているのかな?
これは燃料ポンプで、こいつが燃料を送り出していました。
一通り見ましたが問題は見つからなかったので、点火装置の放電棒を磨いて組み戻しました。
テスト運転してみると、
E2 | 不着火(着火動作2回しても点火しない) |
3回ほどテストを繰り返すと、よくわからんが点いたー!!
もしかしたら掃除したので燃料が出るのが遅れているだけかも?
直ったのか?
と思っていたら、以前発生していた エラーコード:E4が再発。
テストを繰り返すとその後、エラーコード:E0 に落ち着き?ました。
エラーが色々と出ましたが結局は燃料がうまく届いていないって事だよね。
送風ファンの故障や気化器ヒーターの故障に関しては、エラーコードが用意されてるので除外して考えます。
燃料系のチェックは一通りしたので、可能性としては電磁バルブ燃料ポンプの不調か、
もしかして水の混入か!?
タンク内の燃料を抜いて確認しますが、支障が出そうな量の水分は出てきませんでした。
念のためこちらのフィルター内に残っている液体も振って追い出しておきます。
とまぁほぼすべてチェックして再テストしたところ、エラーは出なくなりました。^^;
んんん。これといった原因が見つからなかったのでちょっともやもやしますが、
一番高い可能性は水のような気がするのですが、最初にチェックしなかったのは迂闊でした。
すっきりしませんが一応修理完了です。
分解して初めて仕組みがわかりましたが、ダイニチの物とは全然構造が違いますね。
釜を電熱で加熱し、ファンを回して風を吹き込み風圧によってノズルから灯油を霧状にして釜に吹き込む。
非常に理解しやすい仕組みで動いていました。
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