まるむし宅の石油ファンヒーターが、E09のエラーを表示して動かなくなった。
いや正しくは以前から何度も出ていたのだ。フィルターを掃除すると解消するのだがその周期がどんどん短くなって来ている。
ダイニチ ブルーヒーター FHY-32TS6 (FW-325S) 2009年製
他メーカー製でも症状が同じなら原因も同じはずなのでこのまま読んでほしい。
エラーの意味は、
ダイニチ E09:ほこり・フィルターサイン点滅
「なんかうまく燃焼できないんだけど、本体裏の吸気フィルターが埃で塞がっているんじゃね?」このままだと危ないから停止したよ。って事です。
埃は無いのにこれが出るのはセンサーエラーだ。
現在はこの程度の埃で点火後すぐにエラーになってしまう状態だ。
当初は、指でつまんで剥がせるほどの厚みになっても動いていたはずです。
今から修理するが、この記事を読んでいる人がダイニチ製ならラッキーだよ。
分解が簡単だったので、
プラスドライバー1本と、紙やすり(代用品可)で、手早くやれば10分程度で修理は完了する。
この前修理したコロナ製はめちゃ面倒臭かったぞ^^;
早速、作業に入ります。
ネジ4本で止まっている操作パネルも取ります。
配線は白いリボン状のものですが引っ張れば基板から抜けます。
次に四角で囲った部分をとるのですが、センサーが付いているので基板から抜いておきます。
燃焼塔?はこの部分のネジをとれば簡単に取り外せます。
(ファン左下のネジはもしかしたら取らなくても大丈夫かも….)
時間があるなら、ファンのネジは4本外せばこの状態になるで、分解ついでに掃除しましょう。^^
燃焼塔が取れた状態です。
作業慣れした人ならここまで1分と掛からないでしょう。
良い作りですね。ダイニチに惚れちゃいそうです(#^o^#)
丸印は放電跡のようなものがあるので点火装置だと思います。
角印が燃焼感知センサーですね。
白くなっていますが、これはシリコンが付着しているのだそうです。
ヘアースプレーやフローリングワックスなどに含まれる成分が室内を浮遊しており、それが付着するのだそうです。これが誤検知の原因ですね。
この白い不純物をサンドペーパー(紙やすり)などでゴシゴシこすり取ればOKです。
センサー自体は金属棒なので少々手荒に擦っても大丈夫だと思いますが、
曲げてしまうような力は絶対に加えないように注意です。根元の碍子を割ったり、棒を曲げて位置を狂わせてはいけません。
サンドペーパーの粗さですが、400~600番程度が良さそうです。
見た目以上のしつこさなので、まるむしは電動のワイヤーブラシで磨きますが、
金線(真鍮)では歯が立たず、スチール製のブラシで磨きました。
ヤスリでも良いぐらいのしつこさでした。^^;
磨き終わった状態です。
点火装置は今回のエラーとは無関係ですが磨きやすいのでついでに磨いています。
先端部分だけでも磨いておくと今より点火が安定するかもしれませんね。
作業は終わったので、後は逆の手順で組み戻すだけです。
なおテストのために埃は取っていません。
エラーが出た時の埃量のままです。
大丈夫なようです。v(^^)作業完了!
ダイニチ製は2度目なので手順だけササッと進めましたが、
もっと写真が見たいなら試行錯誤で分解したときの記事があるのでそちらを見ると参考になるかも。
コメント
助かりました。廃棄検討中のダイニチ ファンヒーター。09表示で ご指摘の通り分解と検知棒の研磨 なかなか手ごわ かったです。サンドペーパーがダメでヤスリで磨きました。試運転でバッチリでした。以前は五分程で すぐとまりました。助かりました。
大変参考になりました、こちらの手順に従い解決するに至りました。