濃度計というと叱られそうなので補足しておくと、ECメーターというのは、電気伝導度を計測するものです。
濃度を測れるものでは無いのですが、電気伝導度を測れば大抵は濃度も判るよねって代物です。よね?^^;
実はまるむしは数年前から水耕栽培をやっている。
(バルコニーの修繕で1年以上休止してますけど^^;)
別サイトに記録を残しているのでもしかしたら見つけた人もいるかもしれないね。
今年は庭でトマトの水耕を再開したので以前購入してあったECメーターを引っ張り出してきた。
そういえばこのECメーターのレビューして無かったなぁってことで今書いてます。
一応すでに2年使ってますがまだ壊れていません。
ただし使用頻度は極めて少ないです。
何故水耕栽培にECメーターが必要になったかというと、
水耕栽培でビギナー向きの肥料と言えばハイポニカですね。
これの濃度を監視する為に購入しました。
ハイポニカはこんな感じの2液で、使用直前に500倍程度に希釈して使用します。
液の濃度ですが、例えば4LならA,Bを各8ml投入すれば正確に500倍のものが作れるので良いのですが、問題は夏場などは自然気化でものすごいスピードで濃度が濃くなってしまうのです。
密閉してしまえば気化の問題はほぼ解決しますが、もっと厄介な水温上昇と水中酸素濃度の問題(水が腐る)が出てきます。
と言う訳でどうすれば濃度を一定に保てるか考えた結果、ECメーターは必須なのかな?って事で買ってみたわけです。
でこのECメーターの精度なのですが、
ハイポニカ500倍希釈液で1回目:1194μS/cm、2回目:1316μS/cm
とまぁ突っ込んだタイミングで気まぐれな数字が出てきます。^^;
(かすかな記憶では、冬場測った時は2300μS/cmぐらいだったような….)
校正液も持っていないのでこの数値がどれほど正確なのか判りませんが、計測ごとのばらつきから考えてもかなりいい加減な値だと思います。
多分謎の液体の電気伝導度(EC値)を測るには使い物にならないと思います。
但し、まるむしの目的はハイポニカの適正濃度を維持するということなので、目安となる値が分かっていればある程度近い状態にはできるだろうという事ですね。
水温25度 : 1200~1300μS/cm
気まぐれなやつですが、数回計測するとこの辺に収束してきました。
ということなので、水が大量に蒸発したな思ったらこの値に近づける感じで水を足すわけです。^^
もちろん水耕を運用していると、不純物も入ってEC値も変化するだろうし、そもそも植物が吸収して肥料の成分バランスも崩れてくるので過信はできません。
なのでまるむしは定期的に液のリセットをします。
(植物が元気そうなら無視してそのままですけどね^^;)
てことなので精度はかなりいい加減です。
しかしEC値を一定に保つ用ならある程度の成果は得られそうです。
千円ちょっとで濃度が数値化できるならアリかなと思うのですがどうでしょう?
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