お湯が出なくなった給湯器 ダメもとでお湯が使えるように水比例弁を調整してみる  ノーリツ 給湯ボイラー OTQ-403AY

修理・メンテナンス

先日壊れてしまった給湯器 OTQ-403AY。
フルオートタイプのおかげでお風呂だけは入れたのですが、やはりシャワーやキッチンでお湯が使えないと不便だ。

お湯が出ない! 給湯器の水温度が上がらないぞ! ノーリツ 給湯ボイラー OTQ-403AY
いつもの様にお湯で洗い物をするが一向に温度が上がらない。 初夏の水温といい勝負だ。しかし操作パネルは燃焼中を示し、エラーは表示されない。 (?_?) ...


カバー開けました。


水管はこんな感じで繋がっているみたいです。^^

作業に入る前に、コンセントを抜いて、給水栓を閉めます。
給水栓は水道からの給水を止める栓で給湯器に付いているものじゃなくって、
配管の方ですね。

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赤いハンドルがこちらの記事にちらっと写ってますね。

これをやっておかないと、パイプを外した時に大変なことになります。
コンセントに関しては、屋外作業なので感電死の可能性があります。
屋内だと大抵はビリっと来るだけですが、大地にアースした状態ではブレーカーが落ちるまで電流が流れてしまうのでとんでもなくヤバいです。^^;
古い基板だとコンデンサーの容量抜けなどが原因で再起動できないケースもあるらしいのですが、通電したまま作業するという選択肢はありません。
コンセントは絶対に抜きますよ。


これですね。これが例の水比例弁です。
手前の銅パイプが邪魔で手が出せませんねぇ。


水比例弁のコネクタです。
外し方が分かりにくいのですが、

ここに爪が掛かっているのでマイナスを突っ込んで引っ張ってやると取れます。


ど真ん中に鎮座している基板と配線の流れを見ると、
どうやらこれをまず外せって事の様です。


ボックスを固定しているネジとアースのネジが邪魔なのでこれ取りましょう。


この辺のネジもボックスを外すのに邪魔なので取っちゃいましょう。


取れました。というか配線はそのままなので正面に垂れ下がってます。


丸見えになりました。^^


これです。
これを外したいのですが、L型なので銅パイプを外さないといけないようです。


金具とりました。手で簡単に取れます。


水圧で抜けないようにするだけの金具です。
水漏れはOリングだけで防いでいるようです。
こんな簡単な構造でも漏れないものなんですね。


パイプの下の金具も取ります。


上の奥も取ります。


やばい! 金具を落としてしまった。
それもあんな奥に!手は絶対届かないぞ。^^;


でもだいじょーぶ!
100均で買っておいたマグネットキャッチャーです。


ほら簡単に取れました。
これは絶対に買っておくべきですよ。^^

さてパイプを外してみましょう。

ゆっくり引っ張ってみると結構簡単に抜けますね。


水がじょぼじょぼ。。。。やばいやばい。
でもパイプ内の水だけなので結果大した量ではなかったです。
ウエスで養生しておけば大丈夫ですね。


水比例弁が取れましたが、なんかヤバくない?
白い粉吹いてます。
パッキンを交換したいところですが、同じものが無いので今回は見なかったことにします。^^;;
※後で紹介するグリスを塗っておきました。


これが問題のやつです。
CRUD026 水比例弁ですが、すでに廃番で新品は手に入りそうにありません。
ちょっと修理可能か分解して調べてみます。


ステッピングモーターで弁の開閉をしているようですね。


大きなネジが4隅にあるので取ります。


なるほど。


伸びた状態(閉)
※黒いゴムパッキンは水が漏れないようにするものなので、
本体側に密着しているのが正しいポジション


縮んだ状態(開)

手で動かすと引っ掛かる箇所があるのでそこが原因箇所の様です。
何度か回してやりましたがこれだけでは解消できないようなので分解が必要なようです。


パッキンとコマが収まる穴です。
グリスが付いてますね。


ぐぇぇ汚いですねぇ。
子供のころ、給湯器のお湯は飲むなよと言われたんですけど、
元は水道の水なんだから一緒じゃん!て思っていましたが、
これを見るとやっぱやめておこうかなって思います。
黒いのはパッキンゴムの汚れですが、茶色いのは水路の汚れです。
錆が出てるんですかね?
もしかすると水に鉄分が多いのでしょうか?

古いグリスをふき取ってしまったので、塗り直さないといけないのですが、
異常に高い水栓用のグリスは持っていません。


以前Oリング用途にちょっと気になって買ってみたスーパールブです。
シリコン系の多目的グリスですね。
食品、医療機器に使用できるって事なので毒性は無いものと信じてこれを塗ってきます。


本体側の樹脂カバーですが、ピンの頭が溶かされてカシメられています。
ニッパやカッターで削ぎ落せば済みますが、戻すときに苦労しそうなので、
別の方法を考えます。


愛用のマイクロトーチです。
炎の大きさや形が調整できてロックもできるので両手が使える便利なトーチです。
ライターだと炎が下向きに飛んでくれないのでこういう作業はやはりトーチですね。^^

カシメられた部分を温めて溶けた間に外します。


取れました。


カバーのピン部分はこんな状態なので戻すときは少し整形してやらないと穴に入ってくれなさそうですね。


モーターですが、ちょっとこれ以上は分解できなようです。
これ以上やると元には戻せません。
戻せないと給湯器自体が終了になってしまうので諦めます。


カバーを戻して…


トーチで炙って押さえます。


綺麗に戻せました。^^
喜んでいる場合じゃない! お湯が出ないじゃないか!

<苦肉の策を考えた>
水比例弁の仕組みとしては、熱めのお湯に一定の比率で水を混ぜることにより水温の微調整をしているって事ですよね?
そして水比例弁のバルブが開放で故障して水が大量に混ざっているために水温が上がらない。
って事はバルブが閉まった状態で壊れていればお湯が出るって事だよね?


いっぱいに伸びたこの状態だと水は入ってこないのでお湯が出てくるはずです。
この状態で組み戻します。

完全に動かない状態ではないはずなので、何かの偶然で動き出せばまた水温が下がる可能性があります。
モーターの配線を抜いてしまえばその心配は無くなりますが、
モーター故障のエラー検知をしている可能性もあるので今回は弁の初期位置調整でやってみました。

<結果>
お湯でました^^
体感では設定温度より+4~5℃のお湯が出ているようです。

ボイラー側だけの温度調整になるのでかなり荒っぽい温度変化になります。
操作パネルで1度温度を上げるだけで、大幅に温度上昇があるかもしれません。
むしろその方が理屈に合うので注意が必要ですね。
(水温、気温も影響の可能がありますよね?)

浴室のシャワーに関しては、水栓側にも簡単な温度調整があるので大やけどをすることは無いように思いますが、
洗面シャワーやキッチンの水栓には温度調整がないので、万が一を考えて家族全員にアナウンスしておきました。

こんな状態でいつまで凌げるか判りませんが、
高額な買い替え費用も用意できないので行けるとこまで行ってみます。^^;;

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