専用工具を使わずにエビナット NAD4P をカシメてみた。

卓上の小道具

これがエビナットです。
薄い板金にメスネジを用意するのに超便利なアイテムです。
厚い鉄板なんかだとタップすればいいんだけど、薄いと無理だからそんな時はこれの出番ですね。

これは耳付きですが、耳なしもあるようですね。

ネジ部分が少し見えますね。

これをカシメるには専用の工具が必要です。
もちろんあると簡単ですが、滅多に使わないならちょっともったいないですね。
そんな場合は、簡易工具とエビナットがセットになったものがあります。

そんなに高くないのでこれを買っちゃうのが正解かもしれませんが、
これすら買わなくてもカシメられます。

原理さえ理解すれば手近にある適当なものを使えば良いと思いますが、
ここではまるむしが行った例を紹介しておきます。


これだけです。
M4サイズのエビナットの例となりますが、

M4の適当な長さのネジかボルトを1本、
M4のナットを1個、
M4のネジが空回りするサイズのナットを1個(ここではM5ナットを使っています)
ワッシャ―は摩擦が少ないようにと入れてみましたが、大差ないようですので入れたり入れなかったり適当です。
下の写真ではエビナットとの間にワッシャーが入ってますね。^^
ほんとこの辺は適当にです。ベストな状態を見つける前に作業が終わってしまいましたので。


M5ナットはエビナットを固定するためのものです。
これをスパナなどで固定するように握っておきます。

もう片方の手でM4ナットにスパナなどを掛けて、こちらを回して締め上げていきます。

以上です。 簡単でしょ。 ^^

※M5のナット要らないのでは?
と思うかもしれませんが、その方法だとボルトにねじれ負荷がかかりすぎてうまくいかないはずです。
なんで解るかって?

手抜きでやってみたらこうなったからです。
ちぎれました。^^;;


これが軽く締め上げた状態です。
変形が始まるまでは少し重く感じますが、あとは楽でした。

 

今回使用したのはエビナットの材質はアルミですが、スチールやステンレスなどもあります。
専用工具を使わずにカシメられるかは試していませんけどね。
アルミより硬そうな気がしますよね。^^

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