電源が入らなくなったデジタル精密計量秤をオーバーホールしてみた

修理・メンテナンス

電源が入らなくなったデジタル精密計量秤をオーバーホールしてみた。

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ずいぶんと昔に頼まれて購入してあげたデジタルスケール。
中国製でどこまで精密に測れるのか疑問だが、一応ここまで壊れずに使えていたようだ。
ところがとうとう電源が入らなくなったらしいので、修理できるか分解してみる事になった。
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かなり汚れていますね。
粉末の農薬を計量するのに使っているようです。(農薬臭い^^;)
電源ボタンを押しますが、確か表示が出ません。
電池切れでは?ということで電池を交換するがダメです。
表示の内部にまで農薬の粉が入っているので、接触不良かもしれませんね。

ってことで予定通り分解してみます。

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ゴム足を取るとネジ穴を発見。

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上はむき出しのねじ穴。
4本ネジを取りますがカバーが外れません。
どうやら表からもねじ止めされているようです。

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それっぽいところがないので、皿をひっぺがします。
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4隅にそれっぽいねじ穴発見。

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開きました。 見事に粉まみれ^^;

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特に致命的な問題があるようには見えません。
とりあえず粉まみれのケース、基板を丸洗いします。
(文字通り水でジャバジャバ洗いました。センサー部はどうなっているか判らなかったので水洗いなしです)

よく乾燥させた後、スイッチ部に接点復活剤をぶち込んで組み戻します。

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復活しました。^^
ん?皿に何か落書きしてありますね。
表示をよくみると0.611gになっています。
はさみが1g未満なんてありえませんよね。
そうなんです。表示の単位がおかしいです。
でもそれは故障じゃなくて新品の時からの様です。
落書きをもとに読み替えると、どうやら61.1gの様です。^^
ほんといい加減ですね。中国製は。

 

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