先日、Canon EF-S18-55mm の修理に成功したことに気を良くし、
今回は調子に乗って EF28-70mm F2.8L USM の修理をしてみます。
症状としては、AF機能の動作不良。
外損はないので概ね電気系統の接触不良ってとこだろうと踏んでの修理です。
EF-S18-55mmとは若干造りが違いますねぇ。
とりあえずシルバーのリングにネジがあるのでここから攻めます。
端子部部にはネジはなく、内側の黒い樹脂部がはめ込みの様です。
少々強引に精密用マイナスドライバーでこじ開けてみましょう。
慎重にやったおかげでほとんど変形もなく開けることが出来ました。
攻めるポイントは端子横からです。
爪の部分を見るとG17ボンドの様な接着剤が付着しています。
これが開けにくい原因だったようです。
たぶん2回目はすんなり開くことでしょう。
端子を外しますが、白と茶色の端子は、白い部分を横に引っ張ると端子が緩んで外せます。
茶色の端子は引っ張るのみです。
白いL字に見える金具のねじを外します。
邪魔なので取りたいのですが引っかかっている感じがするのでここではそのままにしておきます。
(後にこのタイミングで外して問題なかったことがわかります)
先ほど引っかかっていたL字です。
先端がちょっと簡単に引き抜けたようです。
ボディ部引き抜きました。
ズーム用の機構を動かす金具が見えます。
今回はAF動作不良なのでここから慎重に観察していきます。
先端部レンズを止めているネジが緩んで抜けかけていますね。
根元まで二次きりされたネジでは無いのでぎちぎちに締めあげるネジではないようです。 緩みやすい作りです。
先端部を抜き取りました。
もうレンズがむき出しです。
埃をブロアーで飛ばしながら作業しますが、指についたグリスがレンズにつきそうで怖い。
今回の問題とは無関係な部分のようなので組み戻しておきます。
外してクリーニングします。
同様に基盤側も工業用の綿棒と端子クリーナーで汚れを取っていきます。
判りにくいですがかなりの汚れが取れました。
接触不良の可能性が濃厚ですね。
綺麗に磨いて組み戻し。
ばらした部品はだいたいこんな感じです。
逆の手順でこれらを組み立てます。
読みが当たればこれで調子が良くなるはずです。
さて結果は、v(^^)。 復活です。
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