ジャンク デジタルAF一眼レフのズームレンズを分解してみた EOS Kiss Digital N EF-S18-55mm

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ジャンク デジタルAF一眼レフのズームレンズを分解してみた。
機種はEOS Kiss Digital N EF-S18-55mmだ。
標準で付いているらしきズームレンズだ。
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シャッターは落ちない訳では無いのだが、ピントが全く合わない。
ピントが外れすぎるとシャッターが落ちない。
いろいろ触ってみるとマクロ側までズームを回すことができなくなっている。
どうもレンズ側に問題がありそうなので分解してみる事にする。
レンズの分解は初めてだ。
埃が入ると厄介な代物なので動作品を分解する勇気は無かったがちょうど良い機会だ。
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レンズをマウントから外すと何と中からこんなものが出てきた。
おいおい明らかに何か逝ってるよね^^;

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まずはむき出しのねじを4本外してみます。
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次に端子部分の固定と思われるネジを2本外します。

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端子部分がどのように収まっているのか分からなかったのですが、
単にカバーになっているだけでした。
家電にありがちな配線だらり。ではなかったので一安心です。

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こんな感じですね。

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防塵?絶縁?用途は判りませんが樹脂製のリングが乗っかっていたので取り除きました。
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基盤から配線を外し、固定ねじを2本取ります。
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本体側の様子です。
レンズの可動部と左の半月上のものは駆動用のモーターユニットの様です。

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モーターユニットらしきものを固定しているネジを2本外します。

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ここでまた小さな樹脂片が見つかりました。
先ほどの樹脂片の欠片の様です。形が一致しました。

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駆動部なので引っ掛かりは感じますが、ギアの噛み合いでドライブしているようなので様子を見ながら引き抜いてみます。
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モーターユニットです。

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裏側です。

ここまで来てこれ異常な部からは分解できないと判断したのでその側に移ります。
ネジらしきものが見当たらないのでゴムカバーを半ば強引に抜き取ります。
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当たりですね。
ここにありましたか。

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内部のレンズを支えているらしきネジを取って行きます。

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レンズが前後すると溝に沿って動く部分なので樹脂製のリングがはまっていました。

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中のレンズを取りだすことに成功しました。

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抜き取ると中はこんな感じです。

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またもや樹脂片です。
こちらは本体にねじ止めのまま残っていました。

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これで部品全部です。

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これを見るとレンズを支える3本の脚のうち、2本が折れていたことになりますね。 これじゃぁまともに動くわけがないよね。
部品を合わせてみると幸いなことに破片はすべてそろっているっぽいので、ダメ元で溶着してみます。

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まずは1本。
微妙に歪んでしまったような気がしないでもないですがしょうがないです。
細い脚なので指先の感覚と目視のみで位置決めしています。
溶着剤で付くか心配でしたが溶着可能な材質だったようです。
接着剤では強度が足りないはずなので溶着できてよかったです。

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さらにもう1本も溶着します。

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次はリングですね。

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針とピンセットを使ってルーペをのぞきながら溶着しています。

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とりあえずできることはやったので、バラバラになったこれらを元通り組み立てましょう。

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組み立てる際は、基板と接触させる6本脚の端子に注意です。
重要な部分ですが結構邪魔です。
ねじ止めなので一旦外したほうがいいかも。

モーターユニットをはめる際は、レンズがどの位置にいるかということはあまり気にする必要はないようです。

どれ程ややこしい構造かと思っていましたが、
判ってしまうと意外と分解し易いという事がわかりました。

さて結果ですが。。。。上々です。^^
正常にオートフォーカスが作動することを確認しました。
テスト撮影でもちゃんとピントがあっていたので大丈夫でしょう。
ジャンクからの復活です。^^v

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