SUZUKI スペーシア(カスタム) リクライニング改造 後部座席フルフラット化してみた
シートを畳み込まずにフラットになると、ちょっとした買い物のときなどに便利だ。
もちろん後部座席で居眠りする子供が、背もたれの傾斜がきついと文句を言うことも理由の一つなのだが、まぁシートアレンジは多い方がいいだろうということで改造します。^^
失敗しても影響が少ないようにあまり使わない運転席側から攻めてみます。
よーく観察してみましたが、今一つどこから攻めるのかわかりませんでした。^^;
シートのカバーの隙間に指を突っ込んで持ち上げてみると、
ツメが外れて開きました。 ここをとっかかりに色々ごにょごにょやっていると
丸いヒンジ部分の裏側も簡単に持ち上がることがわかりました。
(後でもうちょっと判りやすい説明しますね)
何とか外せたカバーの裏側です。
構造をよーく観察して外し方、はめ方を考えてみてください。^^;
むき出しになりました。
ちなみにシートのポジションは、畳み込んで沈ませる途中で背もたれを起こした非常に不安定な状態です。
ストッパーのツメが溶接されていますね。
ROOX(パレット)の時は、リベット止めだったのでドリルでリベットをえぐり取れば金具ごと外せましたが今回は切断しかないようです。
リューターで削り取ってもよいのですが、できれば金屑は出したくないので、今回はねじ切ってしまいましょう。
ロッキングプライヤーです。
薄板をつかむと口のところで遊びがあるのでオススメとは言えませんが、
今手元にあるもので使えそうなものはこれぐらいです。
ちなみにロッキングプライヤーというのは、つかんだ状態をロックできるので力をひねることに集中させることができ、大変便利です。
掴んだ状態ですね。口先がもう少しとがっていたら深くつかめるんですけどねぇ。
これ以上掴むと上下に動かすことが難しくなります。
あうぅっ! 掴みが浅かった! ギリぶつかってしまいます。
今更掴んでちぎるのは不可能….. しょうがないこんな時持っていると心強いマイクロリューターの出番のようです。
ゴリゴリ削って、貫通型マイナスドライバーをあてがいハンマーでゴンゴンと数回殴っておきました。
まぁこんなもんで良いでしょう。
奥がノーマルで一番倒した状態。
手前が改造で一番倒した状態(背もたれとして)
わずかにも見えますが、座ってみるとかなり倒れている印象があります。
まぁ十分でしょう。確かこの間にもう1段止まるところが在るので、2段増えたということですね。
更に倒すと途中止まるところはなく、ここまで倒れます。
なおロックはしません。
さぁ! 反対側もやってみましょう。 今度は成功例ですよ。^^
正しいやり方では無いかもしれませんが、なるべく詳しくカバーの外し方のも説明してみます。
この部分に手をかけて手前に引っ張るととりあえずどこかが外れます。^^;
次にここに指を突っ込んで引き上げ、金具にかかっている樹脂の爪が外せます。
少々強引に広げてシートの上に持ってきます。(強引なので正しくないかも)
気持ちひねりを入れながら(もしくは上下に細かくゆすりながら)、上にずらしあげると外れます。
ずらしあげる理由は、下の説明を見るとわかります。
カバーの丸の部分に金具が刺さって止まっているからです。
後でカバーを取り付けることになりますが、
一見カバーが取り付けられたように見えても、この部分がちゃんとはまっていないことがあるので気をつけましょう。
ちなみにまるむしは、カバーは外すより、はめる方が難しかったです。
さて先ほどと同様にロッキングプライヤーで掴んでねじ切りますが、今度は失敗しないようもう少し深くつかみます。
そうすると可動域がほとんどなくなり、上下にねじってもプライヤーの中で動くだけです。
深くつかむとこの部分の隙間が災いして、なかなかねじ切ることができないので、この部分にマイナスドライバーを後から突っ込んで動かないようにしてみました。
おかげでねじ切れるまでの回数は増えましたが、今度は綺麗にちぎれました。^^
今度は何の加工もなしでばっちりです。
回数増えたといっても高々数十回ですから手抜きせずやりましょう!
失敗すると後の修正の方が手間です。^^;;;
※またもともとできるものをあえてできないようにしているリミッターを解除するような行為ですから、
安全性を考えながら自己責任で運用しなければいけません。
くれぐれも後部座席に人が乗っている時は、フルフラットにするのはやめましょう。
追突されたら簡単に死んでしまいますよ。死なないまでも通常なら軽いむち打ち程度のところが、再起不可能なぐらいのダメージを受けることになります。
あくまで車中泊など停車中に使用するシートアレンジと考えてください。
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