ルータービット(ストレートビット) 6mmを砥いでみた。
頻繁に使うストレートビットの切れが良くない。
もちろん安物というのも理由だろうが、新品の時はもう少しよく切れた。
汚れていることも理由のひとつかもしれないが、指で触った感触でも研ぎが必要だと感じる。
そこでビットを砥いでみることにした。
ビットを研ぐのは初めてなので、念のため砥ぎ方など参考になることがあるかとネットで検索してみたが、
なぜだか研ぎを入れること自体タブーだと書かれている。
それでもあえて砥ぐ場合は、
こちら側を砥ぐという記事ばかりだ。
なぜだかこちらの面ばかりだ。なんでだ?
もしかすると最初に記事を書いた人に右に習えで、さもそれが正しいかのごとく広まったのかもしれない。
確かに研ぎに不慣れな場合は、こんな小さな刃を研ぐのは難しいので、
こちらの平らな面を軽く擦る程度にとどめるのが望ましいだろう。
もしかすると最初はそう書かれていたのではないだろうか?
もう一つ考えられるのは、今回はストレートビットなのでどちらからでも研ぐことができるが、ルータービットにはいろいろな形状の刃があるがこちら面は大抵平らなので、こちら面を砥ぐことにすればどんな形状の刃でも研ぐことができるというメリットがある。
などといろいろ考えてみたが納得のいく意見は見当たらなかった。
ってことでネット記事は見なかったことにして^^;
自分を信じて砥いでみましょう!
っで研いでみました。 きれいに仕上がりましたね。
さすがに小さいので神経使いましたが、ストレートなので当たり具合も指の感触でわかるので難しくはなかったです。
砥石は8000番を使用しています。(過去記事参照してね)
ちなみにビットは2本まとめて砥ぎました。(チャレンジャー!)
さて問題は切れ味です。試し斬りして見ましょう!
研ぎ前の写真が無いので比較ができませんがご覧のような感じになりました。
以前は切削面が荒れていたはずなのですが、今回は非常になめらかです。
切削中の音も軽くなった気がします。
(同じ材を使って比較していないので若干弱気ではありますが)
とりあえず研いで正解だったようです。
今度切れ味が落ちた時は忘れずに研ぎ前の状態も写真に撮りますね。^^;
※研ぎは自己流です。これが正しいと勧めているわけではありません。
たとえ正しいとしても砥ぎ慣れない人にとっては正しい選択ではありません。
なんせ砥石にあたる面が数ミリしかない刃物ですから刃先を丸めてしまったらおしまいです。(直すことはできますが、丸めてしまうような腕では不可能でしょう)
お約束ではありますが自己責任でチャレンジしてください。
とりあえず歪んだ砥石で研ぐのだけはやめましょうね。
練習にぴったり?
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絶対砥げねぇスパイラルビット!
でも切れ味最高!なんだろうなぁ…
コメント
研ぎがタブーと書いてあったのならソイツは知ったかぶりのバカ者です。
切れなくなったら研ぎに出して使うのが普通なので問題ありません。
ただ手作業の場合は、ほんの刃先だけ僅かに研磨するなら良いでしょうが2枚刃の高さが狂ってくると2枚の意味がなくなりますからね。
それと顕微鏡というか拡大鏡は必須です、どんなに目が良いと思っていても刃先を拡大するとガタガタかも知れませんよ、余計に切れなくなることもありますから。
荒砥が必要なほどに傷んだビットは研いでも仕上がりの径が変ってしまうので使えないかなぁと考えます。
もし練習を兼ねて研いだとすれば、2枚場の当り具合は刃の部分をマジックで着色して軽く木を削り、ルーペで当たり具合を観察するという方法をとるかと思うのですがどうでしょう?
ちなみに記事には書いていませんが、縦に研ぐか横に研ぐかで結構悩みました^^
しかし研ぎは難しいですねぇ。
片刃の刃物ですら満足いく研ぎはできないのでとても人の刃物は研いであげられない腕前です。