前回充電コネクタを修理しましたが、ふたを開けたついでに、反応の悪い(というか反応しない)Lボタンも修理しましょう。
とりあえず裏蓋を開けるところまでは、前回までの記事を見てください。
スイッチ全面の金属部品がハンダで固定されているので、吸い取り線などでハンダを除去します。
除去できたら金属金具は爪で止まっているだけになるので、ナイフなどで浮かせて外してしまいます。
部品は、シリコンゴムと円形の金属板ですね。
接点となる面が曇っています。酸化膜でしょうか? この曇りが原因のようです。
磨いて綺麗にすればOKですね。 しかし兎に角小さな部品なので大変です。^^;
この程度のくもりなら爪楊枝の先でも使って擦ればOKだと思いますが、
手元にこんなものがあったので今回はこれを使いました。
超精密用の研磨フィルムです。 番手は#10000 かなり細かいです。
超鏡面仕上げ用の細かさですね。
小さくカットして使いますが、あまりに小さいので綿棒の頭で押さえ研磨フィルムを引き抜く
という作業を繰り返して磨きました。
#10000という細かさですが、傷だらけに見えます。 デリケートですねぇ。
磨き終わったら、念のため接点復活剤で拭いておきました。(完璧ですね^^)
ちなみにスイッチの奥はこんな感じです。(ちょっとわかり難いですが…)
半円形の端子が2つ見えますね。 金属板でこの端子をショートするわけです。
あとは組み戻して、金具を元通りハンダ付けし、メンテナンスは完了です。
ちなみに磨いた金属板は裏表があります。
よく見るとお皿のように反りがあります。 お皿だとすると料理を盛るほうが奥(端子をショートする方)になるように組み戻してください。
コメント
LとRを間違えてたっぽいので訂正しています。