2年に渡り長寿命蛍光灯と安物蛍光灯の比較テストを行っているリビングの4灯式の蛍光灯がどうやら壊れてしまったようだ。
本体はもう10年以上使っているのでいつ壊れてもおかしくない状態ではあったのだ。
とりあえず直せそうか調べるために分解してみた。
どんな蛍光灯にも付いているのが安定器。これが無いと蛍光灯は点かない。
蛍光灯がつかないということはこれが壊れているのだ。
蛍光管が寿命の場合は、チラツキという現象が起きるが、まったく点かないという状態に陥るのはこちらの回路の問題だ。
中はこんな感じ。長く使っているとコンデンサーがダメになるらしい。
これが問題のコンデンサー。
大きいのですぐ分かる。てっぺんが剥がれてきています。
剥がれ自体はカバーが劣化したためですが、めくって見ると少し膨れています。
外して横から見ると良く分かります。
新品ならまっ平らが少し凹んでいるぐらいです。
まだ点灯する安定器もチェックしてみました。
点灯はするもののこちらもかなり膨れてきています。
4灯全て消えるのも時間の問題のようです。
念のためまだ点灯するものからコンデンサーを外して、今回壊れて安定器に移植してみたところ点灯するようになりました。
原因はこのコンデンサーで間違いないようです。
修理は簡単。 このコンデンサーを新しいものに変えるだけです。 が….
問題は規格とサイズ。
使われていたのは、160V120μFの電解コンデンサーです。
サイズは現状のものより大きいとケースに入りません。
ところが同じ規格の物がどこにも無い! (TT)
しょうがないので一番近い規格のもので代用です。
種類は電解コンデンサーで無ければなりません。
160Vは耐圧なので160V以上あればいくら高くてもOKです。(低いと爆発の危険あり。絶対ダメですよ)
問題は容量。 物理的な大きさを考慮すると少し容量の少ないものしか手に入りませんでした。
が、まぁ容量抜けした状態でも今まで点いていたんだから少しぐらい容量が少なくても大丈夫だろう^^
ってことで4灯分購入し、交換しました。
※電解コンデンサーは極性があるので+,-は絶対間違えないようにしましょうね。
爆発します。^^;
結果はもちろん、復活です。v(^^)
部品代は4灯分で数百円です。
コンデンサーってグレードがあって、オーディオ用とかとんでもない値段なんだよね。
買うときは間違って高いのを買わないようにしてくださいね。
まぁ違いが分からないレベルで修理するのは危険かもしれませんが...
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