切り出しナイフがいつもデスクの上にむき出しで置かれている。
左手用の切り出しナイフです。
左手用はなかなかお店に置いておらず、あってもとても高価で手が出なかったのですが、
趣味で作っている方のオークションでこれを発見。姿が気に入って落札したものです。
鋼と地金の接合が不完全な部分があったりと未熟さが垣間見れるところもありますが、
まるむしとしてはとても気に入って愛用しているものです。
しかし鞘が無く、部屋を子供がウロウロするとちょっと心配です。
そこで鞘を作ることにした。
希望としては厚めの牛革か、馬革なんかで作りたかったのだか、
材料を購入しなければ手に入りそうに無いし、買うと結構高そうなので今回はあきらめました。
レザークラフトもやってみたいんだけどなぁ。
しょうがないので木の鞘を作ることに。
材料になりそうな木を探すとこれが出てきました。 フローリング材の切れ端です。
適当な長さにカット。
ナイフの型紙を作りました。
型紙をなぞって転記し、そのまま上に両面テープを貼り付けます。
そして上から反対側になる板を位置合わせして乗せます。
型紙が反対側にひっつくので位置合わせはばっちりです。
同様に輪郭を転記。
転記完了。
とりあえず輪郭を彫刻刀で彫ってゆきます。
テレビを見ながらまったりとした作業です。^^
2/3ほどの厚みを彫りました。
本当は1/2のかなと思いましたが、張り合わせた部分にナイフの先がくるのってどうなん?
とか考えてしまって結局ほとんどを片方の板に収めることにしました。
ナイフが先端に近いほど肉厚なのでその分だけ反対側を彫り込んでいます。
先端の不細工な丸いくぼみは、ナイフの先端が直接鞘に当たると刃先を傷めるんじゃないの?
とか、虫ほどの脳みそをつかって考えてた結果作った遊びの空間です。
刃の角度と鞘内の角度をちょっとずらしておけばそんな心配は不要だったんですけどね。^^;
テレビを見ながらぼーっと考えていたのでこんなことに...
接着面に輪郭を書いていたので接着してしまうと形が分からなくなってしまいます。
しょうがないので片側のみ切り抜きました。
接着面のウレタンコートをサンダーで剥離し、面を荒らして木工ボンドで接着しました。
接着が完了したら同じ形に切り取ってひとまずの完成です。
ここから先は角をを削って丸みをつけたり、磨いたりとなります。
それはまたこれからのんびりと。^^
コメント
なぁるほど・・・。
片側だけに収めるようにしたのですね。
参考になります。
なかなかよかったです、僕の場合はちょっと特殊な薄く幅もちょうど切り出しナイフの幅でしたので適度な長さに先ず切り、片面3枚づつ用意し、刃を直接板に乗せ型をとり、掘る時は大工道具のノミで削れました(ノミの性能次第)(笑)かなり早く良く削れました、板との木工用ボンドが2~3日して乾いたらその切り出しナイフで鞘の形を整えた所で終了。でした。※鞘は無垢のままが一番いいけど板の材質があまりよろしくないので釣竿に使う漆を塗りました。僕の切り出しナイフは接ぎ木用でして普通の刃物の反対側に湾曲していますその内側に湾曲した部分が接刃です。