動かないインパクトドライバーその訳は? 修理してみた

修理・メンテナンス

動かないインパクトドライバを頂きました。
症状は? とにかく動かないらしい^^;
とりあえず動かしてみると、確かに動かない。
充電切れって事は無いでしょうが、充電してみると充電ランプすら付きません。
ってことでまずは充電器の故障のようなのでこれから攻めることにします。
充電式インパクトドライバの充電器1
1時間の急速充電器です。
充電式インパクトドライバの充電器2
ネジは良くある星型の特殊ネジでした。
しかしネジ穴が狭くて手持ちのソケット型のドライバーでは入りません。
(2セットも持っているのにまったく出番がない^^;)
しょうがないので精密ドライバーのマイナスを突っ込んでまわして開封。
トランスの一時側をテスターで導通テストして見ると反応がない。
トランスの断線?が原因のようだ。
交換すればよいのだが、規格が書かれていない上、同じものをジャンクで探すのはほぼ不可能である。
一か八かダメもとでトランスの巻き直し?というより断線箇所が終端付近なら何とかなるかもという期待でばらして見ることに。


充電式インパクトドライバの充電器3
作業のためにトランスを取り出す。
充電式インパクトドライバの充電器4
一時側をカッターで切り開いて見ました。
充電式インパクトドライバの充電器5
おや?
何か入ってますね。
充電式インパクトドライバの充電器6
更に切り開いて見ます。
充電式インパクトドライバの充電器7
パーツがひとつ配線されていました。
これはなんだ? もしや! (ー_ー
テスターで導通を調べて見ると反応がありません。 あたり!ですね。
充電式インパクトドライバの充電器8
どうも温度ヒューズのようです。
130℃ 1A と書かれています。
ネットを駆使して同じ部品を探して見ましたが一般には手に入らないサイズのようです。
苦肉の策としてコタツなどに使われている温度ヒューズで代用することにしました。
このサイズはありがたいことにホームセンターでも手に入るんですねぇ。
充電式インパクトドライバの充電器9
で、手に入れたのがこれ、補修部品として近所のホームセンターで埃を被っていました。
買う人もほとんどいないんでしょうね。
2個入りで260円でした。 規格は、129℃ 10A です。
比べると結構太いです。

ペレット型温度ヒューズ 129度 2個
充電式インパクトドライバの充電器a
元通り収めるべく足を細工したのですが、曲げ方が逆でした。 ^^;汗
一度伸ばして曲げなおそうとするとポッキっと折れてしまいました。 ^^;汗汗
あまり粘りのない足のようでしょうがないのでそのまま強引に収めることに。
密着させる必要があるだろうからテーピングは必要ですね。
とはいっても耐熱の粘着テープは持っていないのでその辺に転がっていたビニールテープを貼り付けておきました。
※後に廃熱ファンの取り付けで開封したとき、熱でビニールテープの粘着力が落ちてはがれていました。
ちゃんとしたテープに交換しないといけませんね。
しかし今回は見なかったことにしておきました。 ^^;;;汗汗汗
充電式インパクトドライバの充電器b
元に組み直しバッテリーを差し込むと。。。。
充電ランプがつきました!
充電式インパクトドライバの充電器c
充電が完了し、インパクトドライバに取り付けて見ましたが、反応がありません。
ドライバー側の端子を見て見ると、さびが!
2重のトラブルを抱えていたようです。
些細な問題なのでハンドルーターで端子を磨いてピカピカに。
バッテリーをはめると、動きました!
復活です!
しかし喜んでばかりはいられなかったりします。
そもそもなぜ温度ヒューズが切れてしまったのか?  という点ですね。
充電中に手をかざして見るとかなりの高熱になっているようです。
寿命で切れるという話もあるようですが、今回は違うような気がします。
充電式インパクトドライバの充電器d
根本原因はわからないので、念のため冷却ファンを取り付けることにしました。
内部の基盤をチェックしてみると二次側からは16V出ているようです。
手元には12Vのミニファンしかないので抵抗で12Vにして使用。
ケースをハンドルーターで切り抜いてファンを取り付け。
手ごろなネジもなく面倒なのでホットボンドで接着です。
見た目は良くないのですが、どうせ工具なので良いでしょう。
てなことで今回はかなり汗?をかきましたが何とか復活です。

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