残念な事に子供が小児喘息だ。
最初は数回病院で吸入したが、頻繁に発作が出てしまう為吸入器が必要になった。
吸入器は知っていたが詳しい事は何も知らなかった。
吸入器選択のために、急遽猛勉強した。
吸入器はネブライザーと呼ばれている。
家庭用のもので、2万~5万円となかなか高価な代物だ。
吸入器で検索すると1万円程度の吸入器もあるが、喘息の吸入には使えないのだ。
この価格帯のものは、スチーム吸入器でのどのイガイガ対策が主な用途、
間違って購入しないように注意して欲しい。
出来れば安く済ませたいところだがそもそも用途が違うのだ。
方式にも問題があるが、専門家の話によると霧状にした時の薬剤の粒子のサイズも重要らしい。
薬剤用の吸入器はもちろん適切な粒子サイズの霧が出るというわけだ。
薬剤が下気道にスムーズに吸入され、かつ薬剤が組織に沈着するしなければならない為、
この粒子サイズが重要になるわけだ。
どうやら安く済ませる訳にいかないようだ。
喘息用の吸入器はネブライザーで調べると何種類か見つかる。
症状が重い場合は、家庭用とはいえ本格的なものが必要だが、
比較的軽度な場合はお手軽なもので十分のようだ。
分類すると、
電源:AC電源タイプ、電池タイプ
方式:ジェット式、超音波方式
AC電源タイプは、家庭用コンセントが必要な為室内での使用に限定されてしまう。
また比較的サイズが大きい
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電池タイプのものは、コンセント不要の為屋外に持ち出せる。
もちろんサイズも小型だ。頻繁に使用する場合は乾電池のコストが気になるところだが、
ACアダプタが付属されている場合が多いので、購入時に確認しておけば問題にならない。
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ジェット方式(コンプレッサー式)は、ジェット気流で薬剤を霧にするという原始的な方式だ。
原始的というと聞こえは悪いが、壊れそうなところが無いのでメンテナンスが非常に楽だ。
但し、ジェット気流が必要な為、装置本体は単なるエアーポンプな訳だが、
エアーポンプというものはどうしても音が大きいのだ。
超音波方式(メッシュ式)は、ごく微細な穴の開いた金属板(目で見ても分からないサイズの小さい穴)を超音波振動させてその衝撃で、穴から薬剤を噴出させて霧にする方式だ。
そのため非常に静かで無音と言っていい。
しかしミクロレベルのハイテク部品を多用している為、不調になりやすいといわれている。
そこでどのような故障が多いのか調べて見たところ、
メッシュ部分が非常にデリケートな部品で、使用後は水に浸けて洗浄し、
水道口から直接水を当てて洗ってはいけないのだが、
直接ジャバジャバ洗ったり、メッシュ部分を指で触って洗う事によって破損するケースがあるようだ。
薬液なしでの空運転も破損の原因になる。
その他薬液以外のものを噴霧したりすると目詰まりして出が悪くなるらしい。
色々調べると要するにやってはいけない事をやるから壊れるケースが大半のようだ。
逆に言えば、取扱説明書にしたがって使えば、簡単には壊れないという事でもある。
さて我が家ではどれを購入するかという事になるが、
外出時に発作が起きた時に使えないと困るのでACタイプはボツ。
電池式の方向で検討だ。
電池式といってもACアダプタが付属すれば家庭用とも言える。
次に方式は、
ジェット式(コンプレッサー式)は、音がうるさいのでボツと言いたいところだが、
この方式の場合、薬剤をカップに入れてコンプレッサーからエアーを送るだけなので、
メンテナンスが極めて簡単な点が捨てがたい。
頻繁に発作を起こす様ならジェット式に確定なのだが、
多分頻繁ではないし、もし頻繁に起きるようなら外出用と家庭用と使い分けるられるので
1代目は超音波式(メッシュ式)の方向で検討だ。
これらを加味して選んだのがこれ
オムロン メッシュ式ネブライザ NE-U22【世界最小・最軽量】
定価で3万円程度の商品だ。
実際購入して使っているが、非常に気に入っている。
といっても使っているは子供なんだけど…^^
サイズは缶ジュース1本程度、単三アルカリ電池2本で十回以上吸入できる。
付属のACアダプタを使えば電池不要だが、乾電池でも結構使えるので、
今のところジャマなアダプタは使った事が無い。
スイッチは1回押すと連続噴霧、スイッチ長押しすると押している間だけ噴霧するモードになります。
電池残量表示として赤ランプが点滅しますが、その状態でも流量は減りますが1回ぐらいは吸入できるので安心です。(アルカリ電池の場合)
シリコン製のマスクも標準で付属するので、小さな子供でも簡単に吸入できます。
実際3歳の子供が自分で持って吸入しています。
コンパクトなので外出時も気軽に携帯できるのが一番いい。
かさばって持って行かなくなってしまったら意味が無い。
使用後の洗浄はやっぱり面倒で、
使い終わったら本体に薬の代わりに水を入れて数秒間噴霧。
(メッシュ部分の薬液を洗浄するんでしょうね。これをやらない人はいずれ目詰まりです^^;)
食器用のボールに水をいれて、メッシュキャップなどを投入し浸け置き洗い。
メッシュキャップ以外は、あまり神経質に洗わなくても大丈夫です。
(メッシュキャップもジャバジャバ洗う人は、いずれ破損という事になります^^)
洗い終わったら放置して自然乾燥して終わりです。
この手順を守っていますが、今のところ壊れていません。
ちゃんと手入れできるならかなりオススメです。
ネブライザーをまとめてチェックするならこちら
超音波式(メッシュ式)と書いていましたが、
超音波式=メッシュ式ではありませんでした。
超音波式>メッシュ式ですね。
メッシュ式も超音波式に間違いは無いのですが、
通常の超音波式と区別する為に、メッシュ式と呼ばれているようです。
では通常の超音波式というのはどういうものかというと、
メッシュは使わずに、直接振動子で薬液を振動させて霧を発生させ、
ファンで霧を送り出す仕組みのものです。
コンパクト設計のネブライザ。 一回の吸入にぴったりの小容量タイプ。OMRON(オムロン)超音波式…
これは、オススメのNE-U22と同じ、オムロンのNE-U07という商品です。
メッシュを使わないので手入れは比較的簡単です。
ファンを使いますが、コンプレッサーではなく送風の為のファンですから、
音もほとんどしないと思われます。
同じ方式の超音波加湿器と同じ仕組みなので大体どんなものか分かるのではないでしょうか?
NE-U22はほぼ密閉された容器の中で振動子さえ薬液に浸かっていればOKなので、
傾けて使えますが、これはNE-U22の様に寝転がって吸入は出来ません。
薬液をカップに入れて直接振動させるので仕組み上、机の上において使う事になります。
コンプレッサー式とメッシュ式の中間的な存在ですね。
超音波式がいいけど、メッシュは取り扱いが心配って場合はこれになるかな。
但し、コンパクトそうに見えますが、設置して使うタイプなので屋外には持ち出せません。
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