乾電池を長持ちさせる方法と乾電池の正しい使い方

たとえば懐中電灯やラジオなどに使う場合を考えて。
乾電池は使い方を間違えると非常に短時間に消耗してしまいます。
正しい使い方を理解して貴重な電池を効率よく使ってください。

【どの電池を何に使うべきか】

昔の主流はマンガン電池でしたが、
最近一番多く普及しているのはアルカリ乾電池でしょう。
・アルカリ乾電池は、高出力に向いています。
 動力(モーター)、発熱、発光などの電気を多く使うものに最適です。
・マンガン乾電池は低出力で長期間の使用に向いています。
 時計などの電源に最適です。
もしアルカリ乾電池とマンガン乾電池が手元にあり、
懐中電灯とトランジスタラジオに使用するならば、
懐中電灯にはアルカリ乾電池を、トランジスタラジオにはマンガン乾電池を使用するのが正しい使い方です。
【乾電池を長持ちさせるには】

電池に溜まっている電気は全てを使いきれるわけではありません。
使用の途中で電圧が低くなり電気機器が作動しなくなります。
一般的にはこの状態を電池が切れたといいますが、
使い方を工夫すると電気機器を使用できる総時間を伸ばすことができます。
乾電池に貯められている電気の量は定量で使用すれば同様に減少しますが、
連続使用するよりも断続的に使用するほうが高い電圧を維持した状態が
長く続きます。
電池は休憩すると若干ですが電圧が回復します。また細かく休憩する方が回復し易いようです。
特にマンガン電池には効果的で、マンガン電池の場合は若干ですが乾電池内部で化学反応により発電も行われます。
時計などに使用した場合アルカリ電池よりも長持ちする場合があるのですがこのような理由のようです。
※余談ですが、蛍光灯の節電は注意が必要です。
 特にグロー球を使用したタイプの蛍光灯の場合、点灯開始時(ピカピカ..ッパ!ってやつ)に、連続点灯時の10倍(確かそれぐらい)程度の電力を一気に消費します。
 短時間に点灯消灯を繰り返すと節電どころか逆に浪費になってしまいますので気をつけましょう。
【乾電池を復活させるには】

・乾電池は先ほどの話にあったように休憩させることによりある程度復活させることができますのでしばらく休ませましょう。
・乾電池内部では化学反応が起こっている訳ですが、その為には最適な温度というものがあります。
 寒い環境で使用する場合は、懐中電灯などはまさしく懐中(ポケット)などに入れてなるべく温度を高めに保つようにしてください。
 むき出しの乾電池なら手で握って暖めてください。
 あまり高温にすると逆効果です。火であぶるなどは絶対にしないでください。爆発などの危険性があります。
【切れた乾電池もまだまだ使えます】

・電気機器には動作電圧というものがあり、一定以下に電圧が下がると動作しなくなります。
 その電圧は機器により様々です。よって高い電圧や高出力の機器で使用できなくなった乾電池も
 低電圧、低出力の機器ならまだまだ使えるということです。
 たとえば懐中電灯では点かなくなった乾電池でも小さなトランジスタラジオなら数時間以上使用できたりします。
 トランジスタラジオが鳴らなくなった乾電池でも時計なら数ヶ月動かす事ができたりもします。
【消費電力の少ない電気機器で使用しましょう】

・懐中電灯の選び方
 消費電力が少なければ当然の事ながら乾電池は長持ちします。
 もし電球型の懐中電灯とLED型の懐中電灯があり同程度の明るさなら間違いなくLED型の懐中電灯の方が消費電力は少なく長持ちします。
 最近は高光度のLEDライトが普及しており大変明るいのですがその分消費電力も多くなっています。
 もし無駄に明るいのならばもしかすると小さな電球型の懐中電灯が長持ちするかもしれませんが、
 どちらか判らず迷ったならばLED型の懐中電灯を使用しましょう。
・ラジオの聴き方
 大勢で聞くならしょうがない事ですが、もし一人で聞くのであればスピーカーではなく、
 イヤフォンで聞きましょう。スピーカーを鳴らすためには多くの電気が必要です。
【種類の違う乾電池を混ぜて使うと長持ちしません】

・アルカリ電池やマンガン電池など色々な種類がありますが、それぞれ性質が異なります。
 難しい電気の話は省略しますが、ごっちゃ混ぜで使うと力を発揮することができません。
 同じ種類の乾電池が必要本数揃っているなら必ず同じ種類の乾電池を使用してください。
 メーカーが同じだからという理由でアルカリ乾電池とマンガン乾電池を混ぜてはいけません。
 種類が同じであることの方がはるかに重要です。
【古い乾電池と新しい乾電池を混ぜると急激に消耗します】

・古い乾電池というのは、消耗した乾電池という意味です。
 新しい乾電池の場合は、1.5V以上の電圧がありますが、消耗した乾電池の場合1.2V近くまで電圧が下がっているはずです。
 この電圧の差が曲者で混ぜて使うと新しい電池で古い電池を充電するような現象が起きてしまいます。
 充電するならどうせ使うから良いじゃないかと思うかもしれませんが、逆流するような状態での充電になるのでショートといった方がいいかもしれません。
 乾電池の+-を逆に繋いだようなものですから、使ってもいないのに電池がどんどん減っていくということになってしまいます。
 電池を長持ちさせようとして1本ずつ入れ替えて使おうというのは逆効果ということになります。
 使用する機器によっては乾電池からの発熱、発火などの危険性もあるので注意してください。
 ※経験的な話なので絶対とはいえませんが、間違えて入れたからといって懐中電灯やラジオ程度の機器から発火することは無いと思います。
  しかしこのような使い方をすると乾電池が液漏れを起して電気機器が使用できなくなる可能性なども考えられるので、非常時以外はこのような使い方は避けてください。
【緊急事態、古い乾電池と種類の違う乾電池どちらを使えばいいの】

乾電池が足りず、どうしてもどちらかを混ぜなければならない場合どうしたらいいの?
難しいですね。古い電池の消耗具合や使用する機器の種類を見て決めたいところですが、
私なら逆充電状態の方が怖いので、種類の違う電池を混ぜて使う方を選ぶような気がします。
(かなり個人的な考えです。少しでも知識があるなら自分で考えてください)
【緊急事態、普通の電池がない!でも四角い乾電池(006P)ならある】

単X乾電池(1.5V乾電池)がなくて、OO6P(9V乾電池)があるというのは本当にまれなケースでしょう。
もしかすると円筒形の乾電池を使い切って006Pが残っているということも考えられますね。
006Pという乾電池は、変わった形をしていますが普通の乾電池と同じ構造の乾電池を6個積み上げてパックしたものです。
これを強引に分解すると1.5Vの乾電池を6個手に入れることができます。
もちろん形も違うし、大きさも小さいし、普段見る乾電池の形をしていませんが、1個が1.5Vの普通の乾電池と同じ電圧が取れるので、むき出しで配線する道具が手元にあるならば非常時には何かに使えるかもしれません。

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