パルサー充電器等でバッテリーを復活させていると古いバッテリーがごろごろ溜まってくる。
そのまま放置しているとまた死んでしまうので定期的に充電しなければいけないが結構面倒。
そこでつなぎっ放しでも大丈夫な微弱定電流充電器を作ってみた。
ちなみにトリクル充電器ではない。
トリクル充電器は電圧が上がるまではそれなりの電流を流し、満充電になると微弱電流になるというものだ。
ジャンク箱を探ってみたが、程よい電源が無かったのでしょうがなく、
ハードオフに行って調達。
一番近いお店はスイッチングタイプに結構いい値段をつけているので買いにくいのですが、
何とかこれを掘り出した。
15.1V 2.6A のスイッチング電源だ。 これで300円ならまぁいいか。
トランスタイプは、書かれている電圧より実際は高く、実際には買ってみないと分からないので手が出しにくい。
その点スイッチングタイプはきっちり電圧が安定しているので安心だな。
早速に製作開始だ。
はい。あっという間に完成です。^^
定電流ダイオードと整流用ダイオードを直列につないでいるだけです。
抵抗は通電ランプのLED用です。
12V蓄電池用定電流充電器
電圧:14.5V
電流:18mA
ちょっと電圧は高めですがまぁ問題ないでしょ。
超微弱電流で大きな鉛蓄電池だと電圧は1日放置しても0.2V程度しか上昇しません。
これは繋ぎっ放しで運用する充電器です。 繋いで置くとバッテリーは常に満充電状態。
もちろん空になったバッテリーを充電してもかまいませんが、充電完了まで数週間かかります。^^;
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コメント
はじめまして、バッテリー充電器を自作出来ないかと探してこちらにお邪魔しました。
まさしく私の探して居たシンプルなトリクルのような感じ。バッテリが復活してしまいそうなシンプルさです。
そこで詳しく教えて下さい。
私のはゲームキューブの12v3.25のアダプタです。
どんな定電流、整流ダイオードを用意すればいいでしょうか?
よろしくお願いします。
通常電源電圧の方が高いので整流しなくても正しい方向に電流は流れますが、接続した状態でACコンセントを抜くと逆流することになるので、念のため整流ダイオードは入れたほうが良いですかね。まるむしはジャンクの電源基盤などから整流ブリッジのダイオードなどを回収することが多いです。
購入するなら整流用ダイオードと言うものを購入すれば良いですね。(微弱電流なので耐電圧電流とも気にしなくていいレベルでしょう)
定電流ダイオード(CRD)は、E-183 で18mAになります。
記事中の部品と同じ形状ではこれが最大電流となります。(電流を増やしたければ並列化もあり)
18mAといえば普通のLEDを発光させる程度の電流なので過充電になることも無いでしょう。
部品は適当でいいと思いますが、
GCの電源仕様はどうなんでしょう?
まるむしはGCの電源を知らないのですが、
写真で見ると結構サイズがあるのでトランスタイプでしょうかね?
もしそうならちょうどいい電圧が出ているかもしれませんが、スイッチングタイプならきっちり12V出ているはずなので充電には電圧不足ですね。改造して出力を上げるか、アップコンバータ(DC/DC変換)で電圧を上げなければなりません。
バッテリーは満充電状態で12.84Vですから
出力電圧はこれ以下では満充電になりえません。
少なくとも14~15V程度は欲しいですね。
ちなみにトランスタイプの場合、開放電圧(何もつながない状態の電圧)は20V近くなっておりそのままでは正しい電圧は測れませんので気をつけて。
まるむしさま
ゲームキューブのはちょうどいいかもと喜んでいたんですが、言われるとうり電圧は足りないようです。他のものなんとか手配してみます。ホントにシンプルでやってみたいと思います。ありがとうございました。
こんにちは、僕今中学生です。
おかあさんがしょっちゅう車のバッテリーをあげてしまうので、これとおんなじの作ってあげようと思うんですが、まだオームの法則も良くわかっていません。必要な抵抗値の計算方法もわかりません。
この回路ではLEDも直列ですか?マイナス側の接続先はどこですか?
おとうさんは電気まったくだめです。教えてください。
通常ならオームの法則で抵抗値を決めて流れる電気の量や電圧を調整するのですが、
これは定電流ダイオードという電子部品を使っていて、この部品が流れる電気の量を一定にしてくれます。
(非常に便利な部品です)
写真に写っている抵抗は、通電ランプに使用している赤色LEDを15.1Vで壊れずに発光させるために電流を制限しているものです。充電には必要のないものです。
もうひとつは通電していないときに、バッテリーの電気が逆流しないように念のため入れたダイオードです。
これも充電には直接には必要ないものです。
結局は、定電流ダイオードを+側に1本直列に入れているだけです。(極性があるので向きは重要)
バッテリーを充電するするには、バッテリーより高い電圧で充電することが条件です。
乗用車の鉛バッテリーの最大電圧はおおよそ14V程度なのでそれ以上の電圧なら充電できると言うことになります。
但し、一気に大量の電気を流すとバッテリーが壊れてしまうので少しずつ流す必要があります。
この充電器は、少ない部品で簡単に作れるのですが、極めて少ない量の電気しか流しません。(それが目的でもあります)
18mAと言う量はどれぐらいかと言うと、通常自動車用のバッテリーの充電時に流す量の100分の1より少ない量です。
自動車用の充電器なら数時間で充電できるところが、これだと数百時間かかってしまいますね。
自動車は走行時にエンジンやヘッドライト、車内のエアコンやカーナビなどに電気を供給できる以上の発電を行っています。
発電機とバッテリーが健全なら充電は不要と言うことですね。
一方18mAというのは、小さなLED(パソコンの電源ランプなど)を1つ点灯させるのがやっとの量です。
ということなので、この充電器ではかなり力不足と思われます。
用途としては、何ヶ月も自動車に乗らずその間にバッテリーの電気が無くなってしまう(自然放電)というような場合に、
バッテリー上がり防止用につないでおくと言った使い方になります。
「しょっちゅう車のバッテリーをあげてしまう」と言うことから考えると、
発電量より使用量が多いのでは?
と思われます。
たとえば、
・エンジンをかけず車内で電気を使っている(テレビとか)・・・数時間でエンジンもかけれなくなります。
・エンジンは掛けているが、停車したまま車内で電気を使っている・・・発電量が極端に少ないので場合によっては充電が追いつかなくなります。
これらは注意すれば何とかなりますね。
他にも
・昼はほとんど乗らず夜ばかり乗っている。
・昼間乗っているが、数十分の短時間の運転が多い。
・昼間長時間乗るが、渋滞が多くて高速走行の時間が短い。
などの場合は十分充電できないようです。
これらは注意ではどうしようもない事なので1ヶ月に1回ぐらい自動車用の充電器で足りなくなった分を充電することになります。
どれにも該当しないが、3年以上使用しているバッテリーならバッテリーの寿命かもしれません。(貯められる量が少なくなっています)また新しいバッテリーでも一度でもライトのつけっ放しなどで過放電状態になった場合は、かなり弱ってしまっています。
話がそれ気味ですが、鉛バッテリーはショートさせると瞬間的に金属を溶かすほどの電気が流れ非常に危険です。
実用的なものを作るのは大賛成なのですが、最初は充電式乾電池の充電から勉強した方が良さそうです。(これもそれなりに危険ですが…)
もしまだ充電器に興味があるなら「定電流ダイオード」「鉛バッテリーの取り扱い」「鉛バッテリーの充電規格(最大充電電流、容量など)」について勉強してみてください。
はい、もっと勉強します。 クリスマスプレゼントでテスターもらいました。半田ごてはお年玉で買いました。
おかさんがバッテリーをあげちゃうのは車にのらないからだと思います。今はまいにち氷点下で、道路が凍ってしまってこわいからのらないっていってます。いまはおとうさんがバッテリを春まではずしました。
つくるのはもうちょっと勉強してからにします。
でもわからないのは3つの抵抗を直列でつなげると一番先のLEDと抵抗で電圧と電流が下がって、その次整流用ダイオードでまた電圧が下がってバッテリーに入るまでに電圧足りなくなっちゃうとバッテリーに電気がながれなくなちゃうんじゃないんですか?
あと、定電流ダイオードと整流用ダイオードのじゅんばんとかです。定電流ダイオードは一番最後ですか?
15V+ —>LED抵抗—>LED—>整流用ダイオード —>定電流ダイオード —>バッテリーの+
15V- —->バッテリの-
でいいんですか?
でもうちの近所には部品かえるとこないので勉強だけにしておきます。
失礼しました。
全て理解した上での質問だったようですね。^^
回路を作って満充電してあげてください。
15V+ -----—>定電流ダイオード —>整流用ダイオード —>バッテリーの+
l
LED抵抗
l
LED
l
15V- -------------------------------------------------->バッテリの-
LEDは充電ランプではなく、ACアダプタの通電ランプとして付けているので、
直列ではなく並列に入れています。
(いい加減な性格で、コンセントが抜けていると思って雑に扱い端子をショートさせたことがあるので^^;)
ダイオードで若干の電圧降下がありますが、実測で出力は14.5Vです。(もう少し落ちるのかと思いましたが…)
最終電圧は13.8V以上あればOKじゃないでしょうか。
整流用ダイオードは、適当にジャンク基盤から取ったもので型番すら不明なものです。
整流作用は確認しましたが、もしかすると別物かも(´~`*)んん..いい加減ですね。
部品のほとんどはジャンクでまかなえますが、定電流ダイオードだけは手に入らないので買わないといけないですね。
まるむしもパーツ屋さんまでの電車賃が恐ろしく高い(T_T)ので、通販で買っています。
送料より安い部品なのでなんだか悔しい気分になり、ついつい余計なものまで注文して無駄遣いしてます。
はい、ありがとうございます。
やっぱり部品がうってないので、こんどおとうさんに売ってるところまでつれてってもらうことにしました。
またいろいろ教えてください。
車に乗る機会があまりなく、このような充電器が自作出来ればと考えていました。記事と配線図を頼りに、ジャンクのパソコン用ACアダプターを入手し、組み立ててみました。電気の知識はあまりありませんが、ネット情報頼りになんとかやっています。アダプターは東芝製PC用、15V 4Aを使いました。LEDも入れました。安物の機械式テスターはあります。どのように、最終電圧と電流をはかったらいいのですか?よろしくお願いします。
えーとテスターの使い方と言うことでしょうかね?^^
出力+<=====テスター棒+
出力-<=====テスター棒-
電圧ですが、モードは直流(DC)で計測。
電流を制限しているだけなので電圧はほぼそのままだと思いますが...。
チェックすべきは極性かと思います。
微弱電流とはいえ、+,-間違えると大変なことになるかも(;゚Д゚))
出力+<=====テスター棒+ テスター棒-===>バッテリ+
出力--------------------------------バッテリ-
充電電流は、モードは電流(A)で計測。
電流は流してみないと判らないので、
途中にテスターを経由して充電し、その時流れている電流を計測します。
出力+-----—バッテリ+ <=====テスター棒+
出力------—バッテリ- <=====テスター棒-
充電中の電圧の変化を見るなら、このように当てて適時計測すればよろしいかと。
(充電器をはずした直後は急激に電圧が下がり始めて最終的に安定します)
※テスターを破壊しないための習慣として。
最初はゆとりのあるレンジで仮計測してから適正レンジに落として計測する習慣を付けるといいですね。
今回のように単純なものなら予想は付きますが、予想より大きな電圧や電流だとテスターは一発で壊れちゃいます。(安物テスターには保護回路がなかったりしますしね^^)
それとレンジ切り替えは接続した状態でやってはいけません。
電気の素人にもわかる図入り説明、まことにありがとうございます。つまらない質問にも、丁重に答えていただき感謝しております。質問をする前に、ネット情報をいろいろあさったのですが、わかりませんでした。お手数をおかけしました。まるむし様のサイトには、いつも感心させられます。これからも、分解、改造、節約、いろいろ参考にさせていただきます。本当にありがとうございました。ご活躍ください。